霞ヶ関「日比谷図書館 地下1F食堂」

 “日比谷”図書館だが、一番近い駅は明らかにメトロの霞ヶ関駅なので、場所は霞ヶ関とする。

 「カニコロとハンバーグ」(610円)とホットコーヒー(120円)。飯は、ライスと味噌汁と漬物がついた洋定食。カニコロもハンバーグも冷凍で、まぁ、その程度の味。
 カニクリームコロッケ、ではなくカニコロと略す。ガラス棚の中のレプリカにつけられたメニュー値札が、あまり大きくなくて文字数の制限があったためなのだろうが、いや、カニコロですぐ思い当たったけれど、それでももし自分が札の用意を任されていたなら、カニコロで済ませる勇気はなかったろう。

 地下の食堂だが、天井が3メートル近くあり、採光もそれなりに届いてるので、食事しながら閉塞さを感じることはなかった。ところどころの席で、何も注文せず、お冷一杯で読書にはげむ中年が目についた。

 探しに着た今月初め出版の本は、検索画面に「準備中」と出たため、いつ配架されるのかをおばはん司書に確認すると、1ヶ月後などとおっしゃった。マシリトはまず足元の霞ヶ関から構造改革を始めるべきだ。