コミックLO 8月号

「はらませ！」（裏次郎）

　新人だと思ってたら、「エロフラッシュ研究所」というところを主催しているそっち方面ではツワモノの人だった。そういう視点で見直すと、コマ割りや構図がモニターを意識した、いわゆる一般的なマンガのやり方と違う、コマにきっちり収めてくる人だな。
　お話は、「オラ」「だべさ」なロリっ娘にbabyつくるべと断面図結合にいそしむ様がなごむエロで、もうLOの柱の作家に数えてOKでしょう。

「ガラスに描いた星の地図　第3話」（ほかまみつり）

　望まないSEXを兄に強要される妹の涙で締め、次号に続く。前にも、小学生の教え子とのSEXが世間にバレて犯罪者扱い→田舎に逃げざるをえなかった教師を教え子が追いかけて→数年後にはモンペ姿の小学生と子供の2人もつくって人生いろいろ、てな話を描いてた作家だが、この昼メロシリーズは結構好きである。

巻中カラー「てつぼう。」（佐々原憂樹）

　逆上がりが出来たお祝いに、鉄棒にぶら下りながら小4の友達に見られながら羞恥アナルプレイ。この人はホントに日焼け少女が好きなんだなぁ。　

「よかれと思ってしたこと（本当）」（ガビョ布）

　ラストのオチはこの作家らしいとして、珍しくエロシーンの合い間に"ちゃちゃ"を入れておらず、かなーり実用に耐えるお話。

「DEAD TO THE WORLD」（木静謙二）

　妹に対する劣情を兄の妄想の中だけで落とした（ペドを真っ向から否定して良き兄であろうと努める）。熟女巨乳系で定評のある作者らしいモラルって感じで、読みながらほほえむ。ガチンコ鬼畜ロリか甘々でもがっつりエロが売りのLOでは、ちょっと浮いたかもしれない。

LO (エルオー) 2006年 08月号 [雑誌]