16ブロック(監督:リチャード・ドナー)


 新宿ミラノで18:45の回。金券屋で買った株主優待券を使って980円。


 ブルース・ウィリスが演じる老刑事が、モス・デフ演じる被疑者を2時間後に開廷する法廷へ証人として護送する任務の途中、被疑者を銃で殺そうとする何者かを逆に撃ち殺し、逃走を余技なくされるが……。


 何故、被疑者が追われるのかのナゾは、開始早々明らかにされて、その後は、老刑事と被疑者の心の通い合いとドンパチが中心。期待していたような、脚本を楽しむ映画ではなかった。というか、いちいち指摘するのがめんどくさいのでしないが、通常求められるレベルに比べても脚本にアラがちょこちょこありはしないか。特に、なんで途中からバスに乗ってしまったのかが分からん。拳銃を見た乗客が当然ながら怯えてしまって混乱させるし、そのバスを駆け足で追いかける○○がバスのタイヤを銃でバンバン撃ってパンクさせる足止めの仕方も、ニューヨークの街中でそんな派手なことやって。大事になると困るのは追っ手のほうのはずの設定じゃないのか?
 被疑者役のモス・デフの、頭の足り無そうな喋り方の演技は、スラングな英語が分からなくてもかなりそれっぽく見えた。ああ、あと、「遊戯王」ってアメリカじゃ今頃ブームなの? 


参考:公式サイト