そりゃ、団塊ジュニアにも色々いるでしょうが。

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 角川グループが満を持して送り出す、30〜40歳代の男性をターゲットとした3/20(火)創刊の隔週刊中綴じ青年誌(290円)。作家陣は、事前情報段階の今は、呉と金平の昔取った杵柄コンビに期待するくらいで、まだ保留しておきたい。が、語りつくそうとしてもつくせなさそうな注目要素も。チャージという媒体について述べてるpdf資料にある「ターゲットプロフィールモデル」がすごい。「真の大人が本当に楽しめるコミック誌を目指します。最近、マンガを読まなくなってしまった大人たちに、もう一度マンガの楽しみを味わっていただきたい。」という雑誌立ち上げに際しての主張を踏まえた上で。

世帯年収500〜600万円未満
○戸建持ち家
○1ヶ月の小遣いは2〜3万円未満
○同居家族は4人で子供は2人
○最終学歴は大学卒

生活意識

政治・経済に関心が高く、物質的な暮らしやすさは感じているものの、「時間的ゆとり」「精神的な暮らしやすさ」の欠如を感じている。「人とのふれあい」「人並みな人生」「今までの習慣」を敬遠し、「社会貢献」「環境・資源」「ボランティア活動」への意識も低い。一方で、「リーダーになりたい」「社会的地位を得たい」という欲求が強い。

お金をかけること

「遊び・レジャー」「外食」「子供の教育」「車」「パソコン・周辺機器」。一方で、お金をかけないことは「普段の食事」「友人・知人との交際費」「健康維持・病気の治療」「ファッション・美容」「教養・勉強」。

仕事感

実力主義志向」で仕事は生活する上での手段と割り切った考えを持つ。人付き合いも仕事と割り切った付き合い方をする。

『孤高な企業戦士』を理想とする“孤独でドライなサラリーマン”


 あくまでモデルに過ぎない、としても、創刊号40万部(予定)の最もメインとする読者層が、この条件の多くを抱えていると。メディアミックス狙いの月刊誌創刊が一段落ついたと思ったら、とうとう、こんな「高級誌」が出てくるところまで行き着いたかと。*1「リーダーになりたい」けど、「教養・勉強」にはお金をかけないと。「車」にお金をかけて、「環境・資源」に対する意識は低いと。30〜40歳代で「戸建持ち家」の勝ち組が、今更、マンガなんて読んでる暇、見つけると本気で思ってんのか?



 「創刊準備に当たっているスタッフのほとんどが30〜40歳代の人間達。つまり、本誌の読者ターゲットとしている層は、実は作り手である編集者自身であるのです。」。高給取りのオナニーか。



 月刊キングに似た臭いが。



 あー、「真の大人」ってのが、「美しい国」っぽいね。

*1:以前、R25下流雑誌だと喝破したブログがあったが、コミック・ガンボがマンガのそれだとしたら。