「皮剥きニッパ」ってなんか卑猥だ。

ブツ。



 6年頑張ってくれた「X-A7」からコンポ買い換え。本日到着。
 アンプ+CDは吉田苑の「CR-D1 SE」ONKYO製「CR-D1」に電装部変更と振動対策。足回りは無印が4点ポジションのところを、コイルっぽい足を使った3点ポジションに変更してあった。中を開ける度胸はない。本体49,800円+送料960円+振込手数料400円=51,160円。
 スピーカーは同じくONKYO「D-112E」。適当なネットSHOPで。インシュレータは10円玉を各4枚使用。本体26,499円+送料無料+振込手数料340円=26,839円。
 スピーカーについてたけど、ケーブルは別途、カナレの「4S6」を。1m80円で4m分=320円。安いのが取り柄。4芯なので皮を剥く手間が二倍。とても薄皮なので中の銅線を1、2本いっしょに逝っちゃう確率もUP。というか逝った。切れ味の悪いカッターを使うべき。秋葉ラジオ会館2Fの「トモカ電気 プロショップ」での切り売り。
 そんなんで計78,319円。「X-A7」は秋葉で買って、当時ちょうど6万円だった。送料がもったいない稼ぎしかなかった頃だったのでひーひーいいながら電車で運んだ。




 あくまで「X-A7」に比べてだが、全体に音が精緻に聞き分けられるようになった。耳を澄ませば拡大鏡、解像度があがったというと丁度よいか。音量20以上だと、よく分かる。それ以下だとちょっと。
金かけたんだから、ということで手当たりしだい試聴。
 まず、これ。



RAPSODIA

RAPSODIA

 響きが違うような。背筋が伸びた音というか。ピアノマン・ルバルカバの超絶技巧によくついていってる。




ZAZEN BOYSIII

ZAZEN BOYSIII

 奥のほうに引っ込んでた太鼓やベースやピアノの音が手前まで出てくるというか。よって臨場感。



Eric Dolphy At The Five Spot, Vol. 2

Eric Dolphy At The Five Spot, Vol. 2

 1曲目“AGGRESSION”1:59のブッカー・リトルのトランペットのソロが、これまで聞いてきた音とレベルが違った。演奏前の客席のざわめきが肌触るように耳に入ってくる。ベースソロがきちんと聞きとれるなぁ。



左ききのBaby

左ききのBaby

 ボーカル系とギター系を、BJCで一番好きなシングルで確認。



underworld 1992-2002 (Japan Only Special Edition)

underworld 1992-2002 (Japan Only Special Edition)


 テクノもばっちりだった。テクノに強いアンプとかスピーカーがあるなんて聞いたことないが。



NEO GEO

NEO GEO


 4曲目“FREE TRADING”間奏で、ギターピッキングが今までと違って聞こえる。関係ないが、ビルラズウェルの美声はカンサンジュン並み。





 惜しむらくは、ここまでの試聴はとりあえず部屋の真ん中にセットして、スピーカの位置を適度に1.5メートルほど離して行ったものなので、これまで定位置だったパソコン机の上に置いてしまうと幅60cmほどに狭まってしまうのでどんなもんだろ、新しい机買うかー、ってどんどん出費が。



 ……と、予想してたんだけど、机の上でも全然違うな、今までとは。お値段8万弱でこれなら、よかろ。




 「DIRECT」ボタンというのがあって、押さないと機械がトーンを自動的に整えてくれるよう。気持ち、落ち着いて聞こえる。すきずきで。
 ZAZENで強く感じたが、ドラムの音が気持ち良い。スカッと届く。抜けがいい。キーボードとかは、滲みの無い音。
あと、本体は意外に軽い。ちょっと強く押すと動いてしまうので、重石的なものが欲しいかもしれない。後方右側に配置されてるらしい電源部が意外に熱い。DISPLAYとボリュームツマミ上部のLIGHTは青色LEDで、ちょうどパソコンとモニターと外付けHDDのLIGHTも青なので、「「X-A7」のオレンジっぽいLEDに比べると机周りに統一感が出た。



 無印と「SE」とで、どう音が違うのかは……、よく分からん。聞き比べしたんでもないので。余分の1万数千円は結局、気分の問題かもしれない。



 MD機能が無くなったので、もしもの時のラジオ録音用に「ミュージックキャリー 1GBタイプ」を新宿西口ヨドバシでポイント無し9,500円で。USB用のこちらも安いが、パソコンを立ち上げっぱなしにしておきたくないので。