これはあまりに悪い冗談。


過激な性描写が異論反論を交えた物議をかもしたことのある小学館の「少女コミック」が、ヤフオクでチャリティーオークションを行い、その利益を、“あの”日本ユニセフ協会へ全額寄付しているとの指摘。



「反ヲタク国会議員リスト」メモ――レイプマンに追い銭
http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20080409#p1
Yahoo!コミック - 少女コミックSho-Comi」40周年記念特集
http://comics.yahoo.co.jp/event/sho-comi/index.html
[チャリティ]咲坂芽亜先生Sho-Comi本誌新連載作品への登場権!! - Yahoo!オークション検索 - www.0155.jp
http://www.0155.jp/auction/yitem/c160385326.html




ただ、マンガ誌やオタク関連イベントのヤフオクでのチャリティーは、以前から行われている。

Yahoo!オークション - 週刊ヤングサンデーチャリティーオークション
http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/youngsunday/kurosagi.html
Yahoo!オークション - 秋葉原エンタまつり チャリティーオークション
http://special.auctions.yahoo.co.jp/whatshot/comic/akibaenta/



このときは、グリーンクロスジャパンという、自然保護系の団体が寄付先だった。

財団法人 グリーンクロスジャパン GCJ
http://www.gcj.jp/



07年の寄付先にユニセフの名前は無い。日本ユニセフ協会とヤフー(別所直哉法務部部長)が手を組んだのは、今年=08年から。

Yahoo!オークション - 2007年チャリティーオークションご報告 - 参加団体からのごあいさつ
http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/charity/result2007/organizations/index.html
Yahoo! JAPAN - セキュリティ特集 2008春
http://special.security.yahoo.co.jp/stpchpor/5/index.html



推測するに、ヤフオクでは、マンガやオタク関連のチャリティーオークションは以前から定期的に行われていて、そこで今年、ヤフーが日本ユニセフ協会と手を組んだことによって、寄付先に追加されたということではないか。
だから、「少コミ」=小学館が直接、日本ユニセフ協会と手を組んだわけではないのかもしれない。
が、肝心の寄付金の使い道には頓着せず、チャリティー活動を行っていますよというお題目だけに目がいっている結果なのだとしたら、「少コミ」=小学館はあまりにもお粗末すぎる。
一方で、もし仮に、日本ユニセフ協会の主張を理解した上でチャリティーを実施しているのだとしたら、自らの企業とマンガ文化全体の首を絞める規制の推進に加担する行為として、非難されてしかるべきではないか。