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木頭出身社長のメディアドウ ふるさとに10日 事業所開設 2年以内に20人採用 携帯電話用配信漫画データ化

徳島新聞記事より

携帯電話向けHP企画運営のメディアドウ(名古屋市)は10日、那賀町木頭和無田に木頭事業所を開設する。業務は、同社が携帯電話用に配信する電子書籍のデータ化。地元で雇った3人でスタートするが、業務は今後急速に拡大すると予想されることから2年以内には20人程度まで増やす予定。
旧木頭村出身の藤田恭嗣社長(34)が、過疎が進むふるさとの地域振興を先進的なIT関連事業で図りたいと、那賀町に相談して実現した。働く場の確保に悩む山間地の地域活性化にも一役買いそうだ。
メディアドウは、携帯電話で漫画が読めるサービスを手がけている。漫画の単行本を1ページずつパソコンに取り組み、配信するためのデータに変換する作業が必要で、従来は全て外注していた。しかし、データ作成作業も自社で行ったほうがメリットが大きいと判断。IT関連事業は情報通信網が整っていればどこで行っても業務に支障がないこともあり、那賀町でデータ作成を始めることにした。
町は5月頃、藤田社長から事業所開設の相談を受け、2005年4月に廃止された県南部総合県民局旧出原詰所(鉄筋2階建て延べ216?)の提供を県に依頼。県も将来的に施設を使う見通しがないため無償で譲渡することを決め、町が同社に貸与した。
従業員の3人は全て正社員で、すでに東京で約一ヶ月間の研修も済ませている。今後も地元出身者を正社員として雇用していく考え。
同社は電子書籍のほか、楽曲を携帯電話にダウンロードする「着うた」や携帯電話HP用の広告などの業務を展開。2008年2月期で約18億円の売り上げを予想しているが、うち、電子書籍部門は5億7000万円を占めている。
電子書籍の市場規模は2006年度で165億円で、2012年度には1000億円程度の規模に拡大するとも言われ、同社は今後の主要事業に位置づけている。現在は自社のほか他社へのデータ販売も含め計40のHPで電子書籍配信のサービスを提供しており、今後もサイト数を増やす計画。
藤田社長は「事業所を設けることで、故郷の過疎対策になるのではないかと考えた。地元の人たちと共に会社を発展させたい」。坂口町長は「若者向けの職場が新たに出来ることは、町にとっても大変ありがたい」と歓迎している。

http://www4.ocn.ne.jp/~kouchan/mediaduu.html

2007年10月10日 電子書籍事業拡大の為、徳島木頭事業所を開設いたしました。

http://www.mediado.jp/release/release_2007.html


ええ話や……。地方の図書館で原画展とかゲゲゲの銅像をつくったりもいいけど、地元に直接カネを落としてくれるなら、そのほうがなお良しだろう。



大型のテレコールセンターが、沖縄とかの人件費が安い地方でどかどかできてて、地方自治体も税制で優遇して積極的に誘致してたりするのと同じだな。しかも、配信システムの販売も手がけてるので、そこの分の変換作業も請け負えるなら、20人程度の雇用は決して無理な数字ではないのではないか。



ただ、メディアドウが運営する「めちゃ☆コミ」の売れ筋はBLやTLなんだよね。農閑期に真面目なおっちゃんやおばちゃんが「オイ! なんで男同士なんだ?」とか「おくさん、やおい穴ってしってらっしゃる?」とか会話してるのかしら。……ああ「若者向けの職場」だから、おっちゃんおばちゃんは関係ないのか。京都精華大でプロの指導を受けてる学生とどっちがいい仕事するか競争してくれ。