「水惑星年代記 月娘(ルーニャン)」発売記念 大石まさるサイン会 at コミック高岡


http://www.shonengahosha.jp/event/?n=28


サイン会で来るのは初めての高岡。だってこんなせまっ苦しい店でねぇ……。春か夏にやってた「マップス」の人のサイン会は、2階を利用していたと覚えているけど、今回はB1F(2階は、前はエロマンガのコーナーだったけど、今は在庫置き場になってる)。B1Fに7-8人、降りていく階段に4-5人を入れて、残りの待機列は店の外で待たされる形。待たされるといってもフツーに路上(靖国通り南沿い)。タカシマヤの紀伊国屋とか高田馬場の旧まんがの森本店とかのサイン会も、建物の外で待たされるシーンがあったけど、あくまで敷地内ではあったので、やっぱりかなり強引に催してるなぁという印象。運良く快晴だったから特に不満はなかったものの、ちょっと曇ってたり雨だったり風だったりしたら、不平タラタラだったろう(北向き歩道なので夏なら直射日光は受けないで済んだろうけど)。見た目20代が7割くらい、あとは30代と40台。女子? 確認できた範囲でnothing。
初めてナマで目にした大石せんせーは、気のいい兄ちゃんという感じ。イラストに「みずいろ」の清美先輩をお願いしたら「人気あるなぁ」と。うんうん。結構、頼まれたらしい。アワーズが中綴じで隔月発行の頃の話とか、ファンに成り立ての頃、大都社から出てたちょっとエッチ目な単行本を見つけて喜んだこととか。「でも、成年マークはついてないやつでしたけど」「エッチなのも描きますよ」。
店の外で待っている時、参加者へのおみやげとして、複製原画用のB4原稿用紙に描いた大石せんせー書下しペーパーをもってきてくれたスーツ姿の40絡みの営業らしき男性が、いかにも営業deathという苦労性を体全体からにじみ出させていて、心の中でご苦労様と呟いた。



この巻でシリーズは終えて、アワーズでまた新連載を始めるわけだけど、実はアワーズ本誌はもう何年も買ってない。立ち読みもたまにするくらい。なんで離れてしまったか……を振り返ってみると、よくある、長期連載についていけなくなったというのがネックなのかなと思う。「トライガン」とか「ジオブリーダーズ」とか「エクセルサーガ」とか。どれも、単行本の5-6巻くらいまでは買っててフェードアウトってパターン。個人的に、オタク系マンガのような流行廃りの激しいジャンルで、あんまり連載を長期化させても、個々の作品のレベルを高めるかどうかはさておき、掲載誌の魅力を維持していく上ではマイナス面も大きいと思う。読者の高齢化、読者層の固定化をまねきやすく、誌面のカラーを古びさせやすいと思う。「それ町」とか「さみだれ」とか「シュガーはお年頃」とか大石せんせーの作品とか好きなマンガももちろん載ってるけど、積極的に読むのをやめた作品まで今さら手を出すような形になるのは面倒というか。
まぁ、「ヘルシング」も終わったし、これで「エクセル」と「ジオブリ」が終って、もっと新しい血を入ってくるようなら、また定期化させようかなとも思うけど。



ところで高岡は、日曜や土曜に来ると、1階レジ前の新刊台から少年・青年コミックがほとんどなくなって、BLとTLの単行本で埋め尽くされてるのは何なのかな。土日に腐の人が大挙して来店するわけでもかろうに。発売元の営業と組んでそういう取り組みを始めたの?


水惑星年代記月娘 (ヤングキングコミックス)

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