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- J・J・エイブラムス監督・製作・脚本「SUPER 8」（http://www.super8-movie.jp/）
- 新宿ピカデリーで21:50の回。「エリア51」繋がり。冒頭、映画内時間で数ヶ月前に起きたスリーマイル原発事故のニュースがテレビから流れるシーンがあり、ちょっと鬱る。その直後、主人公達が巻き込まれる列車脱線事故は、実際に起きた事故として知られ、復旧に通常の脱線事故の数十倍もの費用をかけたことから、原発事故の放射性廃棄物を運んでいたのではないかという噂もあるらしい。噂がどこまで真実味を持つのか知らないけれど、映画を見る前に、その噂を知っていたら、きっと楽しめなかったろう。共同監督のスピルバーグは、3年前の「クリスタル・スカルの王国」で冒頭、核実験場のど真ん中で爆発実験に巻き込まれたインディーが冷蔵庫の中に隠れて難を逃れるという「はぁ？」なシーンを挿入していた。ホロコーストや欧州戦線、ガダルカナルの戦いなんかは散々、撮っているくせに、なんで核についてはここまでおざなりな表現になってしまうのか。イスラエルシンパという話は本当なのか。感想も脱線した。血は流れるけどキスシーンはないという、それで12歳以下も視聴OKか。あとエイブラムスは、田舎の街中で戦車が弾をぶっ放して家々や公園の遊具をなぎ倒していくシーンを、嬉々として撮ったんだろうなぁ。地元に対してすごいルサンチマン貯めてそうだなもんなあ（完全な想像）。
- ナショナルジオグラフィック 7月号
