コミティア99

《雲泥流》の蟲祭り。


  • 出遅れて11:05頃、入場列の最後尾に到着。駅からビッグサイトまでの道が、AKB握手会に向かうファンと思われる人の波で混雑。いつものティアとは違う雰囲気の道。
  • 新刊はなかったものの、《トラツグミ》で「ドラゴンステーキ!」が上下冊で夏ごろ単行本化とのこと。最近、フェローズで描いてるので、エンターブレインかな?
  • 「ご当地大戦」というカードゲームのサークルで、地元名物をイラスト化したカードゲームを購入。チューリップが有名だったとは知らなかった。次は別の県を取り上げるとのこと。
  • panpanya》やっぱいいわー。うん、いい。次会はSF名義のほうでの参加になりそうと。
  • 《Mogravity装置》で突然、カメラ品評会。レンズが二つあるようなカメラらしい形をしたカメラに憧れを持つ一方で、じーさんから譲り受けた一眼フィルムにカビを生えさせた不精の自分は外見を愛でるくらいが丁度いいとも思う。それから、在庫分の新刊を分けてもらえた。ありがとうございました。
  • 《えのころ工房》でティア99になぞらえた99円くじ。2等のミニ帽子を…・・・と念じて引くも6等のシール。次のティア100で100円くじをとお願い。くじの封が、KOKUYOの針無しホッチキス「ハリナックス」で留めてあるのを発見。なるほど、こういう使い方があったか!
  • 久方ぶりの参加では《松本興行》の「プロレス好きかね?」シリーズ新刊がうれしい成果だった。
  • きるみーアニメ大ヒット中(らしい)《腹痛ダイナー》でオフセ新刊4コマ。正直、きららより同人のほうが面白い。
  • 同時開催の畳敷き展示コーナー、ティアX3。オリジナルコスプレ解禁を受けて、メイドの次に目に付いたのがセーラー服のコスプレ。箪笥の奥から引き出してきたのかしら。
    • 5、6年ぶりくらいの参加となる《雲泥流》で、奇妙な蟲をあしらった巨大双六ポスターをバックに、蟲やクリーチャーの絵をニスや焼きで加工したボード、絵馬、ガラス小瓶が並べられていた。A3双六ポスターと、魔よけになりそうなボードを求める。小さな板で作った豆本は2,000円以上したのでさすがに見送った。
    • 名前は忘れたが、電磁コイルガンを展示しているサークルがあり、スチール缶に軽々穴を空ける動画が流れていた。ある程度以上の飛距離を持たせられるなら、推理小説のネタになりそう。
    • 歌のコーナーでは、《アイアンサム》というアコギにヘヴィメタルのデス声とデス歌詞をのせた3人組みが、ちょっと滑りながらも独特の空間をつくっていた。
    • 自分が観た時間帯で一番人が集まっていたのは、日本酒の講義をやっていた《酩酊女子制作委員会》+《まつり蔵 麹室》の合同ブース。日本酒はあまり飲めないけれど、周辺文化は興味があるのでためになった。
    • 《慈空堂》を観るのを完全に忘れていた……。
    • 《青田買い自粛の会》。訪れた1時半頃の段階では、その日頒布された新刊が机の上にあまり見当たらず、にぎやかしのため置かれていた過去の既刊が多めだった。その日の新刊にPOPをつけて並べるには、時間がちょっと足りなかった? 机の上にあった新刊で買っていたのは《軌道ラウンジ》と《ZAWA FREAKBEAT》。
  • ティア謹製紙袋の新モデル。300円で、旧モデルの1.5倍の値段、2倍の容積。買ったけど、ぶっちゃけ、ちょっとかさばる大きさだし、がっつり本を入れようとするとおそらく耐久性に不安が。あと、人ごみがきつい通路だと人にぶつかって邪魔っけなので、旧モデルを2つ使ったほうが効率が良いんじゃないかと思います。
  • 購入総額は3万8,849円。割と躊躇なく手を出したため。ただ、新規開拓は少なく、保守的な購入の仕方だったように思える。
  • 新規に手にしたサークルで気になったところは《烏石》《まんがの富士屋》《綿衣テクタイト》《キリンジ》《METRON》《名無しのてきとうな保管庫》《skywheel》あたり。《烏石》の、魔術士志望の姪と同居することになった叔父の物語が面白かった。続きがあるなら是非読みたい。
  • 向かいの東館3ホールをぶち抜き使用していたAKB握手会に興味本位で足を踏み入れたところ、コミケを超える人ごみに圧倒された。コミケの人ごみを超えていたと言える理由は、コミケでは必ずあるサークル用の机がないから。その他の展示物もなく、床に配置されているのは握手待ちのファンを誘導する柵と、休憩場という名のファン交流場を仕切る柵くらいのもので、ただのだだっぴろい会場の99%を埋め尽くすのはファンという名の人だけ。当然、AKBメンバーの姿なんて拝めるわけもなく。いかにもアイドル好きそうなファンから、背中に贔屓の娘の名前で“○○○○命”の刺繍を入れた特攻服のなんちゃってヤンキー風ファン、モノホンのヤンキーっぽい集団、家族連れ、もちろん女子ファンも。最後尾カードと同じくらいの大きさの“○○ちゃん生誕メッセージ募集”カードを掲げて有志の賛同を募るファンも。ガレリアの十数メートルを隔てただけの空間で、ティアとはまた違う熱いマニアの集まりが同時開催されているというのは、なんだか不思議。