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- ハードヒット 月になる男達 at 新宿FACE(http://www.ddtpro.com/hardhit/、http://battle-news.com/battle/2012/03/001081.php)
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- パンクラスMISSIONの佐藤光留による新生ハードヒットの第2回興行。
- ルールは以下。
〇試合時間は10分1本勝負と15分1本勝負の2種類
http://www.ddtpro.com/release/hardhit/article/1331539546/
〇3カウントフォールは無効(フォールの撤廃)
〇10分1本勝負は3ロストポイント制、15分1本勝負は5ロストポイント制
〇レガース着用でない状態でのスネによる打撃、ニーパット着用でない状態でのヒザでの攻撃、または拳での顔面部位の攻撃は禁止
〇頭突きの禁止
〇足の裏以外の部位がマットについた状態をグラウンド状態とする
〇双方、または片方がグラウンド状態にある時は掌、および拳以外の打撃を禁止とする
〇場外逃避、凶器を用いた攻撃など、レフェリーが重度の反則と認めた攻撃は即座に反則負けを宣告することができる
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- ここに紹介されていない禁止攻撃もある。
- 凶器使用
- ヒジ
- 指を使った攻撃
- 指関節
- 首への打撃
- 背骨への打撃
- 頭髪・コスチュームを掴む
- 故意に粘膜に触れる・自分がリング外に出る・体制相手をリングに出す
- 立ち状態の打撃や投げでダウン状態になると、10カウントダウンあり。投げてそのままグラウンドに持ち込んだ場合、相手がグロッキー状態の場合、そのまま続行なのか、ダウンカウントが始まるのか、微妙な判断が出てきそう(今日の興行でそのようなシーンはなかった)。
- こうやってあげると、禁止禁止のオンパレードのように思えてくるけれど、メインの試合で、佐藤に対してパンクラスismの川村亮がマウントから繰り出した掌底による顔面パウンドを見て、そんな思いはふっとんだ。
- 和田良覚レフェリーが試合中、掌底で目に気をつけろ、グラウンドで顔面は掌底だけ、ロストポイント何ポイントと、いちいつ選手に確認しながら試合をさばいてたのは、それだけの理由があった。
- 自分は、「U」というキーワードが表象するものに対して、ほぼ何の思い入れももたない。「U」が存在した当時、その存在を知らず、知らないまま「U」というものはなくなってしまったので、当時をリアルタイムで体験できていない。96年1月、ドーム興行で、武藤がドラゴンスクリューからの足4の字固めで高田からギブを奪った時も、古典のプロレス技をフィニッシュホールドとして再生させたという点に魅了されはしたが、興行のテーマであり高田が背負っていた「U」というものにはほとんど興味を抱かなかった。かつて新日に所属したプロレスラーが外敵として乗り込んできた、そういうひどく単純な構図に酔いしれていた。「U」の存在を明確に知る前に、当時急速に台頭してきたPRIDEやUFCに視界を覆われ、そのうちに自分にとっての「U」は、かつてあった総合を目指したプロレスからの派生物、として放っておかれた。だから、今日のハードヒットに光留が込めた、「U」の進化系(リバイバルやオマージュではない別の形の「U」)を目指す、という意気込みを、おそらくは感じ取れていない。
- 自分の比較対象は、現在のUFC、ベラトールなど海外の他の総合プロモーション、国内では修斗。それら今の総合と比較したとき、今日のハードヒットは、顔面への拳による攻撃が禁止されているといった点で“禁じ手”が多く、迫力にとぼしい戦いになるのではないかと想像していた。そして、ハードヒットは総合なのか? プロレスなのか? という疑問が、期待と不安を合い半ばさせた。「U」という、プロレスと総合の狭間にあった存在を自分は体感していない。話に聞くところでは、プロレスにおける暗黙の約束が、当時の「U」の系譜にはあったらしい。そんな「U」を、今、再現されても、2/26のUFC日本のベンヘン×エドガーの5ラウンドを直に観て、他の観客と同様にもれなく魅了されてしまった自分は、今日のハードヒットにどこまでのめりこむだろうか、と。
- 結果、今日のハードヒットは、素人に近い試合、プロレスに近い試合、総合に近い試合、3つが入り混じった玉石混合な興行だった。
- ここに紹介されていない禁止攻撃もある。
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- 中澤マイケルvs坂口征夫
- 総合×プロレス枠。坂口のスピードの乗った蹴り、ヒザを受けたマイケル。思いっきり腰が引けてしまう。マイケルにまともに付き合う気がない坂口は、マイケルの攻撃を避けようとしない。
- 終盤、マイケルが坂口のバックを取り、チョークからロープタッチで1ポイントを失わせる。番狂わせになるか?の期待で盛りあがるも、そこから坂口が一気に勝負をつけにきて、決着。
- 公式のレポート(http://www.ddtpro.com/release/hardhit/article/1332445360/)を読むと、終盤から中盤にかけて、総合技術の圧倒的実力差から、マイケルを小馬鹿にしているようにしか見えなかった坂口征夫が、意外に戦略を練った上で対応していたこと、打撃をくわえても立ってくるマイケルを評価していたこと、を知る。意外。
- 中澤マイケルvs坂口征夫
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- 窪田幸生vs那須晃太郎
- 総合枠。ロープ際で、ヒールホールド。ローブを掴む間もなく、タップ。
- 窪田幸生vs那須晃太郎
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- 木高イサミvsタノムサク鳥羽
- プロレス枠。グローブをつけていない鳥羽を初めてみた。イサミが四の字に捕まえてひっくり返し、テキサスクローバーに入ろうとする。最後、片エビ固めでタップ。
- 木高イサミvsタノムサク鳥羽
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- 間下隼人vsタケシマケンヂ
- お互い、技術がついていかず、攻めあぐねた試合に見えた。
- 間下隼人vsタケシマケンヂ
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- 関根龍一vsKEI山宮
- KAIENTAIの関根が鼻血(唇の裂傷?)でレフェリーストップ。
- 関根龍一vsKEI山宮
- 池松「スウィーツガール」
- おりもとみまな「ばくおん!」1巻
- 拓「めくりめくる」3巻
- 横山知生「私のおウチはHON屋さん」5巻
- めいびい「黄昏乙女×アムネジア」6巻