「ショアー DVD-BOX〜虐殺の証言〜」クロード・ランズマン監督 

コミケで散財しなければ、買おうと思っていた一品。(結果は4万強ほど使った)
8月末までDVDダイレクト:http://direct.nagase.co.jp/scripts/dvdirect/dvd/details.asp?floor=dvd&item=4980884064330で、送料無し、22%引きで買えるんで、来週末が決断しどきか……。

それでも税込み18,837円するんだが。

ナチスアウシュビッツにかかわった何十人という人へのインタビューを、ほぼノー編集で、9時間に渡って収録した映像集。

確か、90年代半ばに、大学の夏休みで帰省していた実家で見た記憶がある。深夜の衛星BS1だったかな。テレビ欄で見てたわけでもなく、ふと偶然見入った。

客の髪を切ってる床屋の主人が、片手間にインタビューに受けながら、しだいに口数が少なくなっていって、途中で、数分間手を止めて自分の涙をぬぐうシーンが印象に残っている。主人が、ナチス側、ユダヤ側どっちの人間だったかは忘れたが。

今公開中の「華氏911」が、ブッシュ再選阻止を目的として本を読まない大多数のアメリカ人向けに明確なプロパガンダ性で2時間押し切ってるのに比べたら、延々と9時間見続けさせる山場無しの映画を、85年に作った当時の状況を調べて見るのも面白いかもなぁ。

と、思ってググったら、「『ショアー』の衝撃」(鵜飼 哲、高橋 哲哉 未来社 ISBN:4624011317):http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4624011317/249-2944278-0181135なんて本も、自分がちょうどBSで見た時期と重なる95年に出ている。

ショアーのほかに、2001年制作の「ゾンビル、1943年10月14日午後4時」 という、強制収用所の脱出話が入っているのも興味があるので、なんとかやりくりしてみよう。
(でも、29日のコミティア行ったら、やっぱりまた悩むかも……)

ついでにアマゾン情報も。:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000244RS0/qid=1093066056/sr=1-9/ref=sr_1_10_9/249-2944278-0181135
24,150円だけどね。