新撰組!「友の死」

泣いた。
6月に鴨が死に、7月に池田屋事件、ときていたので、8月中で山南の決着をつけるんだろうなぁ……と漠然とは思っていたが、冒頭に宗司が山南に追いついたところから、放送のまるまる全部を、切腹の日の各隊士に密着する形でくるとは思わなかった。

土方以外の隊士全員が「逃げてください!」「何で戻ってきた!」「助けてあげてください!」と、山南をなんとか助けようとする。ベタだけど、泣けるよなぁ……。

すんでのところで、誰かの身代わりになるってわけじゃない。不和が高まって、逃げて、捕まって、それで切腹。傍目に潔いわけじゃなく、史実として実際にそこまで覚悟を決めて切腹したかは怪しいと思わないでもないけど、「三谷新撰組」に期待したベタの一つとして十分堪能した。

あ、土方も、原田と永倉から「土方が呼んでる」って山南の見張りを追い出されてきた島田を、「やっぱり俺が呼んだ」って、引き止めてたな。その間に、原田たちが山南を逃がすならそれもいいか、ってつもりだった……で、いいのかな。
あと、げんさんが持ってきた竹皮の包みは、何が入ってたんだ。