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[ニュース]脳死臓器提供、12〜14歳解禁を提言 小児科学会委
http://www.asahi.com/national/update/0825/003.html
今読んでいる、「脳死・臓器移植の本当の話」小松美彦(PHP新書)ISBN:4-569-62615-7の関連で、メモ。
引き下げの目安を中学生程度(12歳程度)とした理由について、清野佳紀委員長(大阪厚生年金病院長)は「小児を対象にした薬の臨床試験(治験)や、学校現場での命の教育の実施状況などをふまえ、十分な理解力や判断力があると意見がまとまった」と説明する。
見解案では、12歳未満でも意見を表明する権利を尊重するとしながらも、臓器提供を認めるかどうかの判断は避けた。また、小児から提供された臓器は、小児に優先的に配分されるべきだとした。
臓器移植法改正では、自民党調査会が本人の拒否がなければ家族の承諾でも提供できる、とする案をまとめたが、同学会は現時点では本人意思を前提とし一線を画した。
・今の中学生に脳死移植をやるかどうかを選択させるための、充分な自己決定能力を育てている環境が整備されているのか
・逆に、本人以外の身内に最終的選択権はないという方針(家族承諾が許されるとなると、脳死時の臓器提供を「しない」という意思表示をしておかないと、臓器移植のために脳死判定される可能性がありえる)