新宿「とんかつ 王ろじ」

東口の紀伊国屋に寄ろうと思いながら、なんとなく素通り、某家電量販店手前で、またなんとなく左に折れると、すぐのT字路にあった店。店の前にあった雑誌の紹介記事に、妙な盛り付けのカツカレーがあったので、とりあえず入る。
「とん丼」(950円)。
カツを揚げるのに時間がかかるらしく、15分ほど待つ。
ボウルのような器に、ごはん、具のないカレー。その上に、ササミチーズフライによくある切り方をされたカツが3切れ、お互いが支えあうように乗る。柄の長いスプーンが付く。
ヒレ肉だろうカツがうまい。全体にうっすら赤みを残したくらいの揚げ具合。カレーは辛さとは無縁。大根のお新香が、箸休めにちょうどいい。
ただ、カツにわずかにかかったソースが、口の中でカレーと一緒になると、ちょっとしつこい。
どうも、大正何年かの創業らしく、一風変わったカツカレー丼ということで、名物にもなってるらしいが、カレーが平凡過ぎる味。千数百円でカツ定食もあったので、そっちを頼んだほうがいいかも。