アフタヌーン 11月号
昼過ぎに起きて、部屋と風呂の掃除のみに明け暮れた日。なので、読み終わった本、マンガの感想を整理することに決定。
で、「おおきく振りかぶって」。ドジっ子マネジがかわぃぇ。三橋宅で勉強会→誕生会。練習をしない日常の中でも熱い決意を胸に秘める安部(笑)。
四季賞から新連載「ぺし」。ふんわか小学生。毒は見えない。そういやこの手のシュールマンガはアフタヌーンでやってなかった。定着するか?
「アキバ署!」。主人公にやりこめられた女子高生ハッカーのセリフ「やっぱあの女はムカつくよ」が、読後感そのまんま。WINNYなんかで実際に法廷まで争ってるようなテーマを、力技でその場だけの収拾をつけるオチは、爽快感が薄い。
「無限の住人」。凛と瞳阿、坑道に踏み込むまでがまた長い。そこの殺陣は別に描写しなくていいから、早く話を進めてくれ。
「プ〜ねこ」。なんというか、北道4コマは、3コマ目が普通の作家で言う4コマ目にあたるような気がする。オチの4コマ目がどの角度からくるか予想がつかない。「何を着てもキレイだよ、お母さん……」って。
木村紺読みきり「巨娘」。世界観が優しすぎる「神戸在住」はいつも読み飛ばしだが、この路線は面白い。ジョーさんの2週間パンチで、久しぶりに逆さ両足オチを見たような気がする。木村氏には、ギャグをまたやって欲しい。
「UNDER CURRENT」。これは、アレだ。「わるきゅーれ」と「ニアアンダーセブン」を好きな人は読むべきだろう(何つながりのつもりだ?)。読んでて心が静かになる。こんなふうなマンガを載せ続けるなら、まだアフタヌーンを買っていられる。あと、410ページ最下段のコマが、通ってる風呂屋とそっくり。
「GUN SMITH CATS」。ウェイトレス婆さんがチャーミング。連載再開一発目の話にしては分かりづらいなぁ、と思っていたので、立ち位置のはっきりした彼女が軸になってくれる方がいい。
「リトル・ジャンパー」。普通のラブコメになってた。母親が誰か?ってのは、案外いい引きになってる。初めて高田マンガを毎号楽しみにしてるよ。
「爆音列島」。警察のリアルに続いて、ヤクザのリアル(の端っこ)を知る。でも「オレは族だ」。ゼンバナイトといったあこがれの理想像がアドバイスを出さない暴走族モノだから、そのセリフが重みを持つ。
「EDEN]。やっと、ジナの死の詳細が明らかになりそう(でも、本編からはまた横道にそれる……)。
「俺と悪魔のブルーズ」。ボニー&クライド登場。分かるようで分からない、1930年代って設定をどこまで雰囲気として出してくれるのか。来月はギターシーンがもっとあるといいなぁ。
「ラヂオヘッド」。えーと、久々に読むから忘れたのかもしれないけど、前は〝萌え〟マンガじゃなかったような……?
「リンガフランカ」。岸辺の過去の一端が明らかに。青春マンガになりかかってたので、来月はもう一度笑いを話の中心に戻して欲しい。
あと編集部に対して。フィギュアは、心の底からいらない。