釈然としないこと

ショップ「現代仏壇」

 えー、釈然としないことを、釈然としないまま書くことにしたので、はっきりとしたオチはない。
 昨日の神保町。
 書泉ブックマート一階のライトノベルコーナーで、ネット界隈でやけに評判のいいフルカラー電撃文庫目録の見本に〝申し出があればあげます〟との内容の張り紙があったので、1冊もらう。数カ月前まで2階(3階だったか?)にあったライトノベル棚を、1階出入り口すぐのスペースに移してきたし、ライトノベル販売に力を入れていく姿勢が感じられて好感を持った。
 ……という良かった探しな日常を書いておきたいわけではない。最近コーナーの一角に出来た不思議なスペースのことを、さっきまでネットで調べていて、なんだかなぁという気分になったことを、書く。
 そのライトノベルコーナーで、先月までの新刊が並ぶ、いわば準新刊コーナーにあたる平棚の一角に、5冊分ほど「ぶんりき文庫」なる初耳のレーベルが置かれるようになっている。表紙はマンガ風の絵で、ぱらぱらとめくってもやはりラノベ的な文章なんだが、絵は一昔前のラノベ(80年代中頃までのソノラマ文庫)という感じで古臭く、装丁も非常に簡素(言ってしまえば安っぽい)。ググっても、公式サイトすらない。
 で、結局どういうレーベルなのかというと、こういうことらしい。別にそーいう商売があるのは構わないし、同人誌と何が違うの?と言われれば、資金や流通、編集といった相違点はすぐにあがるけれども根本的な違いはないように思う。けれども、そーいうレーベルなんだということが分かった瞬間の「あーあ」という違和感の説明にはならなかった。
 それで、1時間くらいもやもやしたままだったんだが、ついさっき、一応の結論が出たのでまた追記するかもしれないけど、書いておく。
 自称作家って、なんか辛い。
(さっぱりまとまらねぇよ……)