危うい武器輸出部分解禁 戦中派が苦言 経済同友会・品川終身幹事に聞く

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20041007/mng_____tokuho__000.shtml
 国際貢献としての自衛隊海外派遣について、

イラクやアフリカには出せるかもしれないが、かつて日本軍が侵略したアジアに自衛隊を出せるのか。中国も韓国も北朝鮮もとても無理だし、フィリピンとかもダメだ。肝心のアジアに自衛隊を出せないとなると国際貢献のための軍隊という論理は崩れる。
日本の国際貢献は戦争をしない国、武器を輸出しない国としての立場を最大限生かしていくこと。これは日本外交最大のカード。日本人はイスラム教徒にもユダヤ人にも、アフリカ人にも嫌われていない。貧困の問題やキリスト文明とイスラム文明との『文明の衝突』の問題も、まさに日本こそが担える国際貢献

 米にほぼ完全追随する姿勢は、知識人らの批判を受けているだろうが、ある意味、国家間の複雑なパワーゲームまでは関心がおよばない一般の人々は、実際に自分たちの土地で日本国籍の軍隊を見ないでいる限り、心象的には敵意を抱かないでいてくれるかもしれない。
 東アジアはともかく、イスラムやキリスト、アフリカ、中央アジアといった地域に対して、文化、文明的に、中立な立ち位置を保持できている国というのは、確かに数少ないんじゃないか。安保の問題になんとか別に道筋をつけられれば、その点を生かした外交というのは、おおきな武器になるというのは、正論に聞こえる。 
 でも、

テポドンが一発や二発日本に着弾しても、日本が滅亡するわけではない。銀行の不良債権問題と同じ。

これはちょっと勢いだけで言ってるかんじだな(笑)。もし本当に打ち込む気で撃つ場合は、核弾頭くらい入れてくるだろ。