神保町「マキアヴェリの食卓」

 白山通りからすずらん通りに曲がり、ロシア料理屋と餃子屋の並びを通り過ぎてすぐのビル2階にある、スバゲッティ店。
 「あさりの生姜風味」(特盛り、880円)。普通に平皿で出てくるかと思いきや、平らな深い底の皿で出てくる。いわゆるスープスパ。メニュー上で「和風」欄にあったのは、材料のことを指してではなく、そういう意味だったのかしら。
 殻付きのあさりの肉が、大振りでいて締まってもいて、うまい。スパが、うまくフォークでまきとれず、苦労する。フォークの先をスプーンに乗せて、くるくる回すスキルを身に付けなければ。殻から身をフォークで取り出す作業が案外手間がかかる。箸なら殻をつまんで、口の中で身だけをむしれるんだが。スパの量は、よく食べる大学生で腹八分目になるくらいはあった。食べ初めてすぐ後に、殻を取り分ける別皿が出てくる。
 食事をしたので、通常380円のところブレンドコーヒーを150円で飲んで、店を出る。スープスパは食べるのがむつかしい。味は、満足できる範囲。
 入り口の看板を見ると、金曜は夜11時以降も深夜営業するとのこと。神保町では珍しいかも。
 あと、本郷の「せんごく」に続いて、フロア担当の女の子が可愛かった。