【Game-Style】居酒屋対談 時間のムダ 第3回:『Webプロモーションってどうよ?』

http://www.game-style.jp/muda/200410/06/01izt_ml.php
 1回目、2回目と続くにつれ、ライアー山原統括の発言が、煽りまくりになってきた。対談へのツッコミ掲示板でも、今回は批判しか目につかない。
 山原氏が言わんとする、コメント無しのただのリンクサイトじゃ、山原氏らメーカーサイドにとってのメリットがないという主張は、まあ理解できなくはないが、

「無目的なポータル化っていうのは、何をやりたいかが見えない分、非常にタチ悪いですね」

 という、それが悪影響を及ぼすっていう指摘は、どういう意図なのかよくわからない。メーカーにとって都合の悪いフライング情報を拡散していくから? ゲーム誌、ゲームWEBの存在価値を脅かすから? 著作権に触れるような範囲まで手を出すから?(管理人が逮捕されたゲームオンラインのような) ほかになかなか思いつかないが、フライング情報はキッカケの部分では、メーカーや雑誌側の問題だろうし、雑誌の対抗馬になるというならそれはその雑誌が誌面を充実させればいいだけのことだし、

「中略)個人サイトの利点ってやっぱ『無許諾性』ですよね。無料、無許諾で情報を扱う以上、やっぱり主観が入ってないと困る気がします」

という発言からすると、ひとからげに著作権面の取り扱いを問題にするわけでもないみたい。
 ユーザーと年二回定期的に飲み会を主催してナマの声を拾い、グッズ販売に特化してしまった一部の企業ブースの存在を否定するようなメーカーが、独自の情報発信・受信ツールとしてのネットの有効性を、ここまで評価の対象から外しているというのも、不思議だ。
 確かに、情報の発信対象がはっきりしないから、レスポンスが非常に測りにくいというのはあるだろうが。
 そうだな、山原氏は、徹頭徹尾、ゲーム本体の売り上げに繋がる費用対効果を第一義にプロモーションを考えているんだなあ、ということがはっきり分かったのはこちらの収穫か。
 それにしては、(しつこいようだが)あのパスケースは安っぽく、非常に満足度の低いものだったが。画像をアップするって告知しておいて、しなかったしな! 普通、通販締め切り前にするべきだったろう。

山原氏 「ユーザーさんがダメなゲーム買って失敗したっていうのと同じで、メーカー側も痛い目にあった経験持ってる所って強いと思うんですよ。トントン拍子に成功したメーカーって、モノの価値観が分かってないので、いつかはとんでもない脱線をしちゃうんですよ。で、その時に業界にスゴイ傷を負わせた上に逃げていくんですよ。ライアーは天狗になりそうなタイミングで、ユーザーさん巻き込んで自爆した(笑) いやだからこそ、今冷静に立ち位置見れてると思いますし、見捨てなかったユーザーさんには絶対に借りを返していきます、と。逃げずに十字架背負ってガンバリマス」
紅涙氏  「ぶっちゃけ、今は逃げられる世界なんですよ。逃げられるのと降りるっていうのと残るっていう3パターンあるとして、何か失態をやらかしたときに残れるかっていうのはすごい大きいと思うんですよ」
斎藤氏 「そうですね、今はみんな逃げちゃいますからね」

 逃げなかったことを、今後の糧にするような覚悟を表明されても、業界人以外の同意は得られないと思う。ユーザーから、ライアーのファンから、プラスの評価は引き出せない。少なくとも、ファンクラブ会員で、「ANGEL BULLET」を会員通販で買った自分は、そんなことを評価しようと思ったことは一度もない。自爆ゲームの「キャノンボール」の次に出した「LLE」では、もうルートバグを出してるし。
 あと、

山原氏 「オフィシャルBBSに書き込んでるからこのメーカーはちゃんと自分の意見を見てくれているだろうっていうのは完全に幻想なんですよ」

 これは結構、衝撃的。いや、ツッコミ掲示板に書かずに、ブログでこういうことを書いてる時点で、企業BBSにそれほど親近感のようなものは持ってないんだが。まあ、くだらない意見でも、企業BBSなら必ず参考にしてもらえるって理屈はまったくないわけだし、この点だけは積極的に参考になりました。