いろいろ買った。

 月・火と忙しかったため購入を見送っていた本やマンガ、早売り新刊を買いあさる。
 秋葉原書泉ブックタワー
 「ガンスリンガーガール④」(相田祐)はすでに入荷していたものの、都内なら、今日はどこでも出ているだろうと思い、後半で寄った本屋で買えばいいかと見送る。6階のライトノベルフロアは、すでに買っていた「復活の地 Ⅲ」(小川一水)が、エスカレーターを上った正面の特設コーナーの「小川一水コーナー」で表紙正面の縦置きと、ほかに平積みの山が4カ所、レジ前の山には簡単なPOPまでつくってあった。少なくとも今週中は一押しでいくんだろう。発売日と信越地震が完全にクロスしたせいで、買ったものの読む気分になれてないというサイトをいくつか見かけたが、売れ行きに影響なんかでてんのかしらね。
 秋葉原・K-BOOKS。
 一ヶ月ほど前に本棚のレイアウトが変わってから、長方形の売り場の短辺方向の行き来が格段にしやすくなった。リュックサックバリケード帯もなんのその。一方、やはりここで買っておくべき本はなし。
 移動して、池袋・とらのあな
 ここで「ガンスリ④」と、〝2冊目〟の「蒼のサンクトゥス①」(やまむらはじめ)を購入。1冊目は先週とっくに発売日に買っていたが、池袋とらでサイン会アリ、との情報を土曜日に発見していたため。春に高田馬場まんがの森であった篠房六郎サイン会も、「空談師③」購入後に気付き短編集をダブリで購入(色紙サインのため購入ブツはなんでもよかった)する羽目になっている。そのときはダブリ分をマンガを読まない友人に与えようとしたらすげなく断られたので、もう「蒼〜」は今日買った分を保存用に回す。ところで、アンケートと共用になってる整理券の本人ネームを書く宛名欄に小さく、「※キャラ名はご遠慮ください。」とあって、そこまでやる必要があるんだと驚く。サイン会当日に、「斑目晴信ですから」とか言い張る奴が来ないかなぁ。
 池袋・新宿書店
 早売りの「快楽天」を購入。鳴子ハナハルのためだけに購入を続けるのもいい加減限界か。しかし、あいかわらず客までよく聞こえる声で店員同士が雑談する店だ。高田馬場新宿書店もそうなので、池袋店だけの特徴ではなくて、もうそういう教育方針なんだろう。別に、長居したくなるような売り場のレイアウトではないので構わないといえば構わないし、「本を持ったまま1時間も立ち読みしたあげくその本を買わずに帰っていく」ようなアホな客の話がよく通る声で耳に入ってきて面白いので、いいけど。そういえば、復活する前の旧神保町店に寄った時、3分毎くらいにかかってくる間違いかいたずららしき電話に、受話器をいちいちとって文句を言って置いた後、「死ねよ!」と捻り出すように独りごちるのを繰り返す店員がいて、ほんの少しだけ気まずかった。でも、ある意味、まんだらけのコスプレ店員より、新宿書店の店員のほうが見ていて飽きないんではないか。
 池袋・まんがの森
 池袋とらの階段横の壁の紹介コーナーで見かけた、スニーカー大賞受賞作が目に付いたので、1冊購入。はっきり言って、ここ最近のライトノベルの点数は多すぎて、新シリーズはどれを読んだものか検討もつかないので、とりあえず各ライトノベルレーベルが設ける新人賞の大賞だけは読むことにしているのだが、今回は大賞がなかったので、奨励賞の「憐 刻のナイフと空色のミライ」(水口敬文)を。普段なら、内容が青くさそうだなぁ、と倦厭するようなタイトルだが、他の優秀賞2冊がもろに異世界風味だったのと、挿絵がこんな仕事をしてるとは思いもかけなかった「海底温泉」のシギサワカヤ氏(同人誌「九月病」シリーズは非常に気だるく面白い)だったので。いかにもライトノベル周辺のマンガオタ的買い方なので、作者の水口氏には申し訳ないような気もしたが、ぱらっと読んだ印象では久々に読む直球の高校生青春小説の匂いもさせているので、週末にでも読み終えておきたい。
 あと、最後によった週刊マンガ誌を前日の夕方に店内で売り出す近所の本屋は、結局何も買うものはなく5秒で出ていく。もっと地元の本屋に金を落とさねば。で、出ていく時にふと目をやると、今月もやはり、「コーラス」なんかが並んでいる少女マンガ誌のコーナーに「COMIC 阿吽」(HIT出版社)を4冊入荷していた。いつ気付くんだろう。