「暗黒城の魔術師」(ハービー・ブレナン、訳・真崎義博)創土社 isbn:4789301419

 復刊ドットコムの今月の目玉商品。いよいよシリーズ再開。
 クモが苦手で口は悪いが基準点4+追加点5の頼りになるニクイ奴「E・J」や、転居癖の激しいマーリンや、浮気性のギネビアや、そして、あの魔神が帰ってきた!
 というわけで、復刊で新しく追加されたページ下の「目潰しサイコロ」で戦闘をこなしながら、真っ先に地下聖堂を目指したところ、早速やったよ。アンサロムに会う前にまずは〝ここ〟に挨拶しなくちゃね。
 ドカーン! きみは爆死! 14へ。
 ……あ、禁断の書が袋綴じじゃないのは、ちょっといただけないです。



 あとは、余談ばかり。
 ゲームブックブーム当時、東京創元社が新刊の付録につけていた読者投稿・新刊近刊情報オリコミ「アドベンチャラーズイン」ほどの充実は望めないものの、体裁に懐かしさを覚える創土社版「〜イン」の「剣社通信」で、ピップシリーズ(グレイルクエストというよりもこちらがしっくりくる)挿絵担当フーゴ・ハル氏デザイン「E・J Tシャツ」の通販を紹介している。
 今年の夏に通販を募集したものと同じデザイン。肩口から袈裟刺しにE・Jが刺さっているプリントのシャツで、このシャツで初めて10数年越しにE・Jの柄の形が明らかになったのじゃないか。
 どうも今回は色をグレーしか受け付けないらしいが、ホワイトとその他色付きでは、生地の質が違ったので、ホワイトも受け付けては欲しいところ。色付きタイプのほうは、少々生地が固くごわごわしたのだけど、ホワイトはほどよく柔らかでたいへん着心地がよろしかったので。
 ちなみに、去年の夏に注文を受け付けていたピップTシャツ第1弾「14Tシャツ」(=写真)を取りに行った吉祥寺「LIGHT BULB」の店員の男性は、親切にシャツの素材や洗濯の仕方をレクチャーしてくれた気さくな(かつ商売上手な)人だったので、吉祥寺近辺の人は、通販せずにお店まで受け取りに行ってみてもいいと思う(簡単な地図はこちら(「マーリンの呼び声」内))。
 それから、「剣社通信」の読者投稿欄で、かつてブーム時に東京創元社が主催していたゲームブックコンテストの入賞か佳作を取った宮原弥寿子氏の「エクセア」の復刊要望に応えて、

「エクセア」が復刊すべき本とは残念ながら思えませんでした。

って、編集さん、ははははっは。忌憚がないなぁ。はははははははははっはああは。