男性用避妊ワクチンに道 精巣タンパク、猿で効果

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　子供を持ちたくないカップルや既婚者、ＡＶ男優、男娼の人たちへの朗報なのか。
　ナンパ目的にはどうか。「大丈夫だって。俺、避妊ワクチンしてるから」という男のセリフを、どこまで信用したものか、と悩む女性を増やすだけのような気もする。というか、ワクチンをうってまでヤリまくる（ヤリまくれる）男性が、うらやましい。
　いまのところもっとも効果的な避妊方法だろうピルの服用が、女性だけに身体的、金銭的リスクを押し付けているという観点からすれば（金銭面は男性の協力は可能だが、彼女のピル代を出しているという男性にはまだ会ったことがない）、女性の社会的地位向上に熱心な人にとって歓迎される研究成果と言っていいのか。
　しかし、

血液中の性ホルモンの量や精子の数には変化はなく、注射をやめて約１年２カ月で、７匹のうち５匹が生殖能力を回復した。

　だろ？　まだ、33％くらいの確立で種無しになりかねない。そのくらいの話。
　個人的には、例えば、精子バンクに京単位くらいで精子を凍結保存しておく費用と、1億円くらいを積んでくれないと、臨床試験に参加する気はおきない。まぁ、生殖能力はいらないから勃起、射精の能力が維持できれば、それでいいという人もいるかもしれないから、性欲減退がともなわないことがほぼ確認されれば、参加リスクは減るかもしれない。
　

　ここからは妄想。ワクチン投与しておこした強姦罪は刑期の長さに関係するのか、とか、刑務所に入る代わりに20年間ワクチン投与＝断種刑というネタで、短編を書いたら、以外に面白いかもしれない。その場合、変にＳＦを入れるよりは、やはり現代か近未来を舞台にして。ワクチン断種が開始されてから数十年後、廃止に向けて動く活動家が、レイプ被害者と向き合うなかで受ける葛藤とか。