ヤングガンガン 創刊2号

 すでに昨日、池袋の新宿書店で買っていたのだけど、一晩置いて冷静になったほうがいいのではと思い、今日また読み返そうと思いながら乗っていた地下鉄で、「DQ、FF ダブル連載」という中吊りを目にして、やっぱり昨日の読後感で正解だったな、と納得した。

 とりあえずゲーム系、ファンタジー系、4コマ系の現連載陣は、早いところフェードアウトさせてしまって新戦力に入れ替えるか、まともなストーリーマンガの枠を充実させたほうがいいのではないか。

 「マンホール」。これは、創刊号掲載分と合わせて第1話にしとくべきだった。2話目になってやっと、刑事の2人が話しの中心軸になっていくらしいことが見えてきたけれど、1話目はどの人物が話を引っ張っていくのか、焦点をあわせにくかったので。あと、創刊号と同じく巻頭マンガの次に持ってきた意図がよくわからない。

 「戦線スパイクヒルズ」。創刊号に続いて、きっちり読ませる。表情とか目線のアップがちょっと多用しすぎかなぁ。でも、主要男キャラの3人とも、顔つき、表情が感情ときちんとシーンにはまってるので、うざったいなんてことはまったくない。

 「黒神」。ロリキャラに一気に説明させすぎだぁ。ドッペルライナー云々の説明は、もっと先でも良かった。説明しようとしたところで、第2の刺客が部屋に乱入してきて〜、ってアクションシーンに再度突入したほうが面白かったかな。前回を思い返すと、ボクシングで戦うロングの少女ってコンセプトは、案外新鮮だったし。

 「荒川アンダーザブリッジ」。男キャラがボンボンという設定が特に関係なくなってきてる、というか生かすつもりはないようだ。それなしでも、面白いけれど。「緑色だー!!!!」。今回もラストに一番のシーン持ってきたな(笑)。

 「すもももももも」。あー、自分、委員長のほうがいいや。

 「FF11」。えーと、韓国マンガはどうしようもないというような、大いなる誤解を広めかねないので、とりあえず、ストーリーつくってる原作者から変えてみよう。登場人物全員のセリフにオリジナリティが欠片もないのが致命的。

 「バンブーブレイド」。剣道だから竹の剣というタイトルなんだといまさら気づく。卓球部志望だった男の彼女の登場が素直に楽しみ。

 「ユーベルブラッド」。この作者がエロマンガ描いても、抜けそうにないと思った。

 「めたもる!! オーキッド」。月野定規が本番無しのエロコメを描くと、楽屋オチとか意味不明なキャラ(=おばさん店員)とかを、使いどころを踏まえない組み立て方で入れてきてしまうのか。メガストアで見せるあのストーリーテリングはどこへいった。

 「いじめ当番」。作者には申し訳ないが、特に感想はなかった。でも、うらやましいとは思う。四季賞の倍の賞金150万円+パソコンがもらるんだ。アフタヌーン目指してて反応のよろしくない人は、いますぐスクエニマンガ大賞へ、方向転換すべきだ。