「ESPIO: (仮説)“ラスト・サムライ”という対日工作」

 http://espio.air-nifty.com/espio/2005/01/post_4.html

<『ラスト・サムライ』は日米同盟を強化し、我が国を対イラク戦争に一層コミットさせることを企図する、極めて洗練された対日宣伝工作映画ではないか>―少なくとも一旦そう疑ってみるだけの価値はあると思う。いわゆる「アクティブ・メジャーズ」の一種である。

 陰謀論は大好きだが、今回の野田氏の推論は、どこまで本気なのか正直よくわからないなぁ、と思いつつ、じゃあ実際に侍気分で派遣に臨んだ、あるいは派遣を望んだ人たちがいたのかなと思い調べてみると、そーいうことを言ってた人が当時、ほんとうにいたので驚いた。派遣部隊の現場トップで(笑)。

 「NIKKEI NET:特集 イラク自衛隊・邦人動向」(http://www.google.co.jp/search?q=cache:ojrIXQE8PUUJ:www.nikkei.co.jp/sp1/nt69/20040201NN000Y52201022004.html+%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E5%BE%A9%E8%88%88%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%80%80%E7%BE%A4%E9%95%B7%E3%80%80%E7%95%AA%E5%8C%A0%E5%B9%B8%E4%B8%80%E9%83%8E%E4%B8%80%E7%AD%89%E9%99%B8%E4%BD%90%E3%80%80%E6%AD%A6%E5%A3%AB%E9%81%93&hl=ja&ie=UTF-8&inlang=ja)で、

隊旗授与式には石破茂防衛庁長官、川口順子外相、公明党神崎武法代表、自民党安倍晋三幹事長らが出席。首相は(1)イラクには戦争に行くのではない。テロの掃討でもなく、武力行使もせず、戦闘行為にも参加しない(2)政治で最も大事なことは国家の平和と安全を守り、国民生活を豊かにすることだ――などと強調した。
サマワでの活動を指揮するイラク復興支援群長の番匠幸一郎一等陸佐は「日本人らしく武士道の国らしく規律正しく仕事をする。国防の最前線の気持ちでやっていく」と決意を語った。

 当時のブログやHPを見ると、あきらかに「ラストサムライ」に影響された発言として受け止めている人が多い。まぁ、そうだよな。政治のトップの人間の前で、あなたたちに忠誠を尽くしますよ、と意志表示するには絶好のセリフだ。
 
 で思ったのは、「新撰組!」が1年はやく放映されていたなら、武士道じゃやっぱり勝てないな、ということで、自衛隊派遣問題に影響を与えたのかどうかということだが。
 まぁ、それはないとしても、三谷の脚本と渡辺の演技が張り合うようなかたちになれば、面白かったかもな、とは思う。