体験版3本評
遠くの山に生える植物の精子にやられてしょぼしょぼの目を酷使しながらやってることが、エロゲーの品評か。 くたばっちまえ自分。
・ハートブリング「先輩がフィアンセ!?」
http://hrb.jp/bring/02_senpai/index.html
でも、とにかくツンデレが出てるからにはやらねば。優乃先輩以外眼中になし。しかも後ろを自分で開発済みの設定(http://hrb.jp/bring/02_senpai/chara_01.html#ch、体験版でその描写はないが)。絵柄は独特で、特に先輩のじと目の表情がちょいと変なふうに皺がよっていて怖かったりもするが、すぐに気にならなくって、逆に味わい深く。
幼少時に約束したというシチュエーションは冒頭にはさまれるが、十数年もたってなんでそこまで惚れ続けてるのかは体験版の展開だけでは理解不能。設定は適当かもしれない。定価で6800円だったら手を出してた。
・BLACK RAINBOW「ガジェット」
http://www.blackrainbow.jp/gadget/index.html
友人やおさななじみの母親が攻略対象というのは特に珍しくはないんだが、その母親と幼少時のほのぼのしたふれあいをきちんと描いたうえで、陵辱ルートもあり、というのが凝っている。シチュエーションをきちんと積み重ねてこそ、背徳さも掻きたてられるってもんだ。「腐り姫」の芳野母さんみたいにな。システムが軽くさくさく動くのもよし。年上の従妹が黒すぎ。
・ライアーソフト「絶対地球防衛機メガラフター」
http://www.liar.co.jp/megalaughter.html
公式サイトをつくってから、あっというまの体験版公開。はやい。巨大ロボットヒーローものにお笑いギャグがくっつくらしいが、ロボットは止め絵のまま全然動かず、ギャグはフォントいじりの巨大「ヴォ」しか、くすりとできなかった。
「行殺新撰組ふれっしゅ」と似たカードを切る形式の戦闘シーンは、「ボケ」とか「突っ込み」に分けられたカードを切ってもまったく敵キャラの反応が変わらず。カードを切るごとに「読参子」のようなお笑い演出が入るのかと思ったが。
テキストは助長。もっとシェイプできる。会話の間で笑わそうというなら、そういう演出をシステム面できちんと入れるべき。絵は小梅けいと、中村哲也の準ライアー社員的な絵描きを除けば、これまでで一番キャッチー。絵柄買いの人はつきそう。