【Game-Style】居酒屋対談 時間のムダ 第8回:『ダウンロード販売ってどうよ?』

 http://www.game-style.jp/muda/200504/18/01izt_ml.php
 会員特価で確か500円ほど安かった「LLE」データ集を購入して以来、とんとごぶさたなダウンロード販売について。

「税制上の問題で過去作をすぐにロットアップしちゃう中小メーカーさんが多いと思うんですけど、それってダウンロード販売と併売できるんですか?」
「言い方ひとつでゲームに使われてるシステムのエンジンも資産になりますからね」
「データの残る限り資産税がかかるとすると、ダウンロード販売は最終的に儲かるのかっていうのは気になりますね」
「うーん、ベクターってダウンロード販売を6年やってますけど、今までにそういった事が問題になったことはありませんね。ダウンロード販売の場合は、メーカーさんが作ったものをその瞬間に販売する事になっていて、在庫とは見なされないようですよ」
「そういう意味で問題なのはデジタルに関する法律の甘さですよね」
「デジタルに対する資産税って明記されていないんですよ」
「データの保有に関する法律がないですからね」

 ロットアップ≒税金対策が、体力のないメーカーほど切実に。データなら資産税がかからないというのは一見、盲点だったか。でも二、三年前の作品をロットアップにしなくちゃならないほど、陳腐化のサイクルが早くて資産と資金繰りの危うい業界ということでもあるように思う。 

 注目されるライアー山原氏のコメント。

「ウチが今後ダウンロード販売に参加するんだったら、資産として残していけなくなったけどまだまだ需要のあるタイトルをやってみたいですね。あとは、次のリメイク作品をやってみるとか。パッケージもリメイクするとウチに1円も上がりが出ないんで(笑) むしろ真っ赤だったり……」

 ダウンロード専用「SEVEN-BRIDGE」完全版……。
 
 
 もしくは「腐り姫」の全裸刑事完全版とかな。