ヤングガンガン 11号

 今日の昼、紀伊国屋新宿南店で「黒神①」を買い、土曜のサイン会整理券をもらう。受付番号176。予定配布枚数は200人だから……、夜に行ってたら手に入らなかったかも。
 昨日から配布を始めてるので、1営業日+1/3営業日ほどでここまではけてるなら、ヤンガンコミック第1回配本分、「黒神」に関しては上々のすべり出しではないか。一般的に、サイン会定員って100人〜150人くらいなので(実際にはそれを超えて配布することもままあるけれど)、200人も出す必要あるのか?と思っていた自分は読みが浅かった。人気あるんだねぇ。久米田読み切りによれば、赤字の編集部にも、これで多少なり資金が生まれます。「ロト紋」も単行本になればそれなりに稼いでくれると考えれば、まぁそれはそれで……ね?


 新創刊マンガ誌が、本誌を読まない、あるいは本誌のことを知らない読者を新たに獲得するステージとして、単行本の発売は当然ながらとても大きいはずなので、今本屋に並んでる11号と、来週出る12号、この中身でどれだけその新規見込み読者を惹きつけられるか、大事になる。だからこそ、11号は小倉優子を表紙とグラビアにもってきた。スクエニ4誌のなかで一番雑誌価格が安いので、スターウォーズ最新作の試写会応募目当ての人も、買いやすそうね。
 そして12号からは、原作:たかしげ宙、作画:DOUBLE Sで巻頭カラー新連載。毎号新連載の追加は、創刊以来初めて。12号以降も、前に集中連載してた「ドラゴンズヘブン」が連載化。にぎやかしで終わるか、「黒神」以上の柱に育つか。



 そんなんで、11号。



 「黒神」
 みかみお姉さんのラバーが予想通りの展開に。まったく主人公らしくない身勝手振りを振りまいている主人公に、主人公らしい行動をとらせるきっかけとして、ラバーの生き様が必要、なんだよね? これで多少なり心を入れかえない主人公のまま話を進めるなら、やっぱり原作者代えたほうがいいぞ。


 すもももももも
 どーいうリニューアル=テコ入れがされるのかと期待してたら、前に主人公といっしょの帰宅中、不良に殴られて震えてたおさげ眼鏡のセーラー服に、むりやり武術家+大家の孫属性がついた。そんなわけで昨日でた「すもも〜」の1巻は、実は今はやりのゼロ巻=プロトタイプあるいは前史だったのです、ということにしといたらどうだろう。いや、おさげ眼鏡可愛いからいいけれどさ。


 「犬神ゲル」
 山場がないなぁ……。


 大島永遠で、巻中カラー読み切り後編「おあずけBABY」
 やっつけだ、やっつけ! GXで始める新連載準備の合間に手慰みで描いてるよ、きっと!


 「マンホール」
 「ホムンクルス」染みてきた。


 「バンブーブレイド
 なーんかネタがいちいちバラけてるんだよな。名前間違いネタが重複してるし(反復ネタ、という感じでもない)。


 荒川アンダーザブリッジ
 ギャグがないに等しくなってきた。


 戦線スパイクヒルズ
 連載開始以来、初めて視点がノブオ以外に移る。スウガクの動機の一端が明らかに。もったいつけながら最終的にはホテルで素直にヤるだけに終わった、ある意味単調な前回までの話の流れに、転換が。いい引き。


 「ニコイチ」
 このことは何度も書いてるけれど、単に女装を意中の女性にカムアウトするかでハラハラドキドキなら平凡なところ、子供がいてかつ自分は母親だと思い込ませてるところに、設定の妙があるはずなのに、その子供の設定はほとんど置き去りで、女装設定のほうだけで引っ張り続けてるのが、もう気持ち悪いほどになってきた。「すもも〜」みたいにリニューアルしたらどうか。子供は実は女装してることをとっくに知ってたとか。





※【メモ】……近々、しょこたんがヤンガン登場する模様。http://yaplog.jp/strawberry2/archive/2721