チンコの皮で医療批判atトルコ

 さるさる日記 - The Chicken Reportsより。

昨日、割礼を受けてきました。 ひどく痛いです。 たぶん、一週間ぐらいは安静にするしかないと思います。 それにしても、あんなエグいものだとは思わなかった… こちらは医学上問題を抱えているわけではなく、宗教上の儀礼として したかっただけなので、形式的にほんの少し切ってもらえればと 思っていたのに、およそ4センチもざっくりそっくり切り取ってしまうとは… 麻酔を掛けていたにも拘らず、効き方が不十分だったのか、 猛烈に痛かった。 1時間弱の施術の間、痛みに耐えて脂汗を流し続け、シャツがぐっしょり濡れてしまったほどだ。 当然、出血もしました。 設備もあまりにも素朴なものでした。 ひょっとして、医師がヤブだったのかな? 料金は100リラ(およそ8千円)でした。 300ドルぐらい取られると覚悟していたのに。

処置は本当にこれでいいのか、非常に心配だ。 毎朝の地獄の痛みもさっぱり和らがない。 そもそも、患部の消毒薬も、替えの包帯も要らないなんて、ありだろうか? このまま全部腐り落ちてしまったらどうしよう?

患部が化膿しているようだ。そういえば、処置に使った部屋は手術室でも無菌室でもなく、外からカーテン越しに丸見えの診察室だったし、医師は消毒薬を塗りつけただけですぐに処置を始めていた。そもそも一人の看護士もつけず、黒いかばんひとつ分の器具だけがあって、えらく簡単だなあ、と思わせた。施術後はパナドールという、バファリンを強力にしたような鎮痛解熱剤を処方しただけで、傷口を洗う消毒薬も、替えの包帯さえも渡されなかった。こちらから尋ねたが、ジャンブラートは「要らない」と翻訳した。「プロだから」と、話している。しかし、トルコの医療レベルがそれほどひどいとは知らなかった。 長崎放送時代、あまりにひどい日本の医療現場の実態を取材した私は、日本の医者だってまったく信用しない。大権威といわれる大学教授の医者がある分野(このケースではHIV)で高校生にもかなわない知識水準であったりする。やつらの無知と無能のせいで、年間どれほどの本来死ななくていい患者が死んでいっていることだろう。テヘランのドクトル・ズィアイーはその点、自分の運命を任せるのに何の不安もなかった。 トルコの医療が劣ることは分かっているつもりだった。近視矯正手術に比べると、割礼ははるかに簡単で、高度な技術を必要としないから、トルコでも十分と踏んだのだ。しかし、ここまで遅れているとは思わなかった。 朝からトラムとボートとバスを乗り継いで、アジア側の病院へ。主治医は今日は非番でいなかったが、美人の女医さんが診てくれた。 「抗生剤が必要だと思うんです」と、いうと「その通りです」とのこと。一目見て分かるほど私のおちんちんは膿を持って、おかしな具合に変形して腫れ上がっている。女医さんは私のおちんちんを縛り上げていた元凶のテーピングを慣れた手つきで外すと、消毒薬に浸したガーゼで拭い始めた。再び、切除のときと変わらぬほどの痛みに襲われて、私はベッドの上でうめいた。 結局、主治医のお粗末な術後処理が化膿の原因だった。膨張率を考慮せずに雁字搦めにテーピングしたものだから、本体の、それも一番保護されるべき手術跡を傷つけたのだ。さらに、定期的な消毒が必要だというのに、「ぬるま湯で洗え」などと指示したために、そこからさらに雑菌が入ったらしい。 女医は抗生剤と痛み止めを処方した上で、「明日の午後4時に来るように。消毒して包帯を替えます」といった。ものすごく当たり前の処置だが、主治医にはどうしてそれができなかったのだろう。 今朝までお先真っ暗という気分だったのが、帰り道には希望が見えてきた。このまま幹部が悪化して、「全ちん切除」ということになったら、この先どうして生きてゆこう、とさめざめ考えていたところだったから。

 まだもうひと波瀾ほどありそうな予感。
 「カワハギ」を頼んで「剥き身」にするつもりが「亀」頭までなくしちゃって「河豚」りだけ残ったんじゃ笑えないからね。



 お魚エロ大喜利でした。割礼(われ)ながらうまいね。