散歩の達人 10月号「神保町回遊」 - 実物日記 ― but today, they're all gone.

そして会計。「普通」や「少なめ」をオーダーした人は、500円を支払って「ごちそうさまでした」で完了だ。問題は、「大盛」「中盛」を頼んだ人。メニューには550円と書かれているが、「500円です」と言われる人がいる。そう、この店では、米粒を1粒も残さなければ、大盛・中盛でも500円である。550円を請求された人は、米粒が残っているのだ。大盛・中盛を頼んだ、ベテラン客は、「米粒は残ってませんよ」というように、ちらりと丼の中を店の人に見せる仕草をして、パチリと500円玉を1枚置き、すっと席を立つ。

　何年、神保町に通ってるんだ自分は。知らなかったよ……、というかつい最近よったとき、頼んだ大盛でそれを言われて、一瞬ぽかんとしてしまったのだったよ。そーいう理由だったのか。
　天丼いもやは、白山通り沿いの店に通ってた時期が長く、ここで例にあがってる一丁目の店は最近行き始めたばかりだったのだよ。

　で、一言、物申したい。

　白山通り沿いの天丼いもやは、タレがかかりすぎの傾向があるのだよ。体を横に揺らしながらタレを入れたお玉を丼の上からかけていく、あの独特な動きをするおじさんがつくるあの店の天丼は。

　だから、丼の底にたまったタレで最後のほうの飯は、辛くて食えたもんじゃなくなるんで、一粒も残さず平らげるなんてとてもじゃないが。勢い、大盛・中盛にしても毎回、きちんと550円を払うことになる。つまり、気がつく機会は永遠にめぐってこない。

　よって、1丁目の店のほうがタレがちょうどいい具合で、オススメ、ということだよ。

　それと、28Pの紹介記事によると、JANIS本店は仕入れ担当が9人もいるということだ。昨日寄ったときも、目的のCDはすべてあった。ほんとここでレンタルできないCDはないな。で、借りた一覧（たまにはこういう手抜きもいいだろ……）。