「ちっちゃい娘☆ラヴ!」(かつまたかずき) WORLD COMICS SPECIAL


 ひさびさに妄想駄々漏れなエロマンガを読んだ満足感にひたりながら。


 たとえば、巫女幼女が男根に集まった穢れた気を祓う儀式をしてくれるのである(『シュラインメイデンズ☆ワーク』)。
 たとえば、異父妹の幼女幽霊がやってきて、とり殺される危険と隣り合わせでくんずほぐれつの毎日なのである(『スラップスティック☆ホラーコメディ 1〜6』)。


 そして、シンプルな描線が映える肢体。今こそ再確認するべきである。ロリエロマンガにディティールは必要最小限。まぎれもない二次元の中で、陰陽道の護符が式神化したように動き回るキャラクターたち。こちらをエロスの渦にとりこもうとする。ときに過剰に連ねられる卑猥語が、熱と弾力を喚起する。


 欲望に忠実であることの正しさ。エロマンガではそれが正しさ。


ちっちゃい娘・ラヴ! (ワールドコミックススペシャル)

ちっちゃい娘・ラヴ! (ワールドコミックススペシャル)