田中宇の国際ニュース解説――アメリカを空洞化させた国際資本(1/31) 

http://tanakanews.com/g0131economy.htm
「世界的な投資効率の最大化」を目的に、アメリカは自国内の製造業が加速的に空洞化するデメリットを省みず、自国内の経済はサービス業・金融業に特化させていき、かつての日本を含む発展途上国に対しては国内市場を開放してきたという90年代までの米経済の解説。


今回はさすがに飛躍が過ぎるように感じたりもするが、そう見えるという視点の提供は面白い。それとも、あまりに別方向からの見識を提示されて自分が戸惑っているのか?

しかし、1998年に東南アジアから世界各地に飛び火した通貨危機が起きた後、冷戦後の経済グローバリゼーションは頓挫した。アメリカの株価も00年のITバブル崩壊による急落後は伸び悩み、その後は住宅バブルがアメリカの消費を維持するための頼みの綱となり、最近ではこのバブルも崩壊しそうになっている。
今後、住宅バブルの崩壊によってこのままアメリカの消費が減退したら、その後の世界はどうなるか。そのことと、今ブッシュ政権固執している「世界民主化」や「テロ戦争」は、何か関係があるのかどうか。そのあたりのことは、改めて考えて書くことにする。


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