あっという間にカラフルドロップスを休刊させたビブロスが年度末で逝っちゃったかもしれないメモ。

  • gekka blog: 060405メモ

 http://ore.to/%7Egekka/2006/04/20060405_114418.php

倒産の模様です。from Cさん@mixi
うーん。ビブロスの本はそんなに持ってないけど、残念。

  • ばけらった

 http://d.hatena.ne.jp/nezumikun/20060404
グループ会社で自費出版碧天舎が自己破産したことのまとめ。そこからの連鎖倒産? 4日に債権者集会とのこと。


 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/zassi/1141955662/
まだ、目新しい情報はなし。そのうち関係者からのリークが出るかも。


  • 経営者倶楽部――企業信用情報

 http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/free/rashinban/shinyou/

  • 大型倒産速報

 http://www.tdb.co.jp/tosan/main.html

 http://www.shinbunka.co.jp/
そのうち、確定情報が出そうなリンク。


 http://www.st.rim.or.jp/~nmisaki/

先月来、不穏な噂が流れていたビブロスだが、本日午前に破産申し立ての申請をした模様。

巨額の投資をした電子出版事業の失敗等もあり、黒字のBL部門は残して、男性向等の不採算事業はリストラするという話で3月中旬〜下旬までは動いていたようなのだが、結果的には会社そのものが保たなかったようだ。

カラフルドロップスで本誌と同じ内容と宣伝しながらアホみたいにデカイ「消し」が総萎えだった電子出版事業は、社運を賭けたものだったらしい。とてもそうは見えなかったが。


 http://turbolinux.livedoor.com/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20060108111411&mode=syosai

これは在庫本(一般流通書籍)の他、ダウンロード本(書籍を電子データとして配信)、オンデマンド本(オーダーの都度電子書籍データを元に製本し販売)など、クロスメディアの取り扱いを行い、これまでに40万以上の書籍を取り扱うサイトに成長いたしました。現在も、新刊約250タイトル/日のペースで取り扱い数を増加させておりますが、さらなる急激なアクセス数の増加・レスポンスタイムの向上が必須課題となっておりました。
この度、QueryMaster製品を導入したことにより、特にアクセスが最も高まる時間帯における書籍検索時間低下の防止、ページ表示速度の改善といった点におきまして、お客さまの顧客満足度の向上効果が得られたと確信しております。

今年1月に、関連会社のビブロポートが運営していたオンライン書籍販売サイトで、ソフトウェアの強化をやっている。このあたりか、金食い虫だったのは。


  • ビブロポートのサービス一覧

 https://bibloport.com/service/index.html
初めて知ったが、ずいぶん事業を拡大してたのね。うーん……。


  • VentureNow: ビブロス、携帯のテレビ電話機能を利用した占いコンテンツ「uranaitel.tv」

 http://www.venturenow.jp/news/2005/04/13/1000_009488.html
山本裕昭代表は、いったいどこを目指していたんだろう……。


  • 株式会社ビブロポート&みつわ印刷株式会社 > 【eliba.com】戦略的書籍販売管理システム

 http://www.plaza-edsf.com/dsf/casestudies/bibro/index.html
「eliba.com」というオンライン書籍販売システム事業の引き受け先が出なければ、印刷、製本、配送、在庫管理を担当するみつわ出版というところにも影響が。


 http://www.shinbunka.co.jp/news/2006/06-04-05-news.htm

破綻原因は碧天舎赤字経営ビブロスの足を引っ張ったことによる。一部情報では社員への給料支払いが滞っていたという。ハイランドは碧天舎の破綻に加え、他社への貸付金が焦げ付いたため。

自費出版事業を軌道に乗せきれなかったことが原因の模様。WEB事業で利益を出せていたのか赤字だったのかは不明。というか、自費出版で、夢見がちな素人から金まきあげてウハウハ、なんてそんなことがあるわけない勝手なイメージを覆してしまうかもしれないことのほうが、この先面白そうというか。いや、あくまで勝手なイメージ。

負債額はビブロスが約20億円、ハイランドが約2億6000万円、碧天舎が約8億6000万円だが、今後増えるとみられる。

合計で30億。15億円近くあった平和出版1社の倍。


 http://www.elfield.jp/mercado/exec/reader_verified
検索しても、田中浩人の「おそらの迷子」とA-10の「Load of Trash」が出てきませんね。篠房の「家政婦が黙殺」と月野の「ナイーヴ」は出るのに。日記みたいなモノ。――WEB書籍の著作権で指摘されてるようないい加減な契約条件をせず、作家にきちんと還元するシステムになってるなら、短期的な損益にとらわれず長い目で見た上でどこが引き継いでもらうことを期待したいところ。まぁ、自分は紙が好きなんだけど。





※4/6追記

 http://www.shinbunka.co.jp/news/2006/06-04-06-02-news.htm

250人を超える、金を支払ったが本が出版されていない自費出版の著者たちが、「資金集めだったのか」、「破たんは目に見えていたのではないか」などと、山本社長らに詰め寄った。著者が最も訴えていたのは「本か原稿を返してほしい」という点。神田弁護士は「碧天舎は倒産したため、出版契約は解除される」とし、書籍の在庫は大村紙業にあり、原稿は「会社内にあるが、どの原稿がどこにあるかは分からない。しかもすでに、会社は管財人の田川淳一弁護士の管理下。そういう申し出があったことを伝える」と話した。
山本社長の説明によると、碧天舎は創業時から赤字経営で、ビブロスと山本社長個人だけで約6億円を同社につぎこんでいたが、赤字体質は改善できなかった。とくに、広告出稿や書店への流通経費がかさみ、営業収益段階で赤字、「事業収益の見通しが甘かった」のが破たんの要因という。自費出版ビジネス自体に問題があるのかという記者の質問については「コメントしたくない」と話している。

ドロドロだぁね。注目されるのは「碧天舎は創業時から赤字経営で、ビブロスと山本社長個人だけで約6億円を同社につぎこんでいたが、赤字体質は改善できなかった。とくに、広告出稿や書店への流通経費がかさみ、営業収益段階で赤字」という箇所。ある程度のノウハウがないと自費出版は儲からないのか、山本代表らのやり方があまりに安易だったのか、それ以外の原因があったのか。「鬼ごっこ」をヒットさせた新宿御苑の会社やNewWind社の成功は稀なのか。書店への流通経費は、自費出版本を並べてもらうための棚の空きを「買う」お金ってこと?