いよいよ来たな……。

  • 法と常識の狭間で考えよう: いよいよ共謀罪法案の審議が始まる

 http://beatniks.cocolog-nifty.com/cruising/2006/04/post_ae23.html

今日の衆議院法務委員会の理事懇で、次に審議する予定について協議がなされ、次には、共謀罪法案を審議することが決まった。今のところ、前述したとおり、4月21日には与党修正案が提出され、その趣旨説明を行い、来週の4月25日(火)、26日(水)、28日(金)の審議が予定され、与党側は、4月28日にも採決をしたいと考えているという。

これまでの国会で2度の審議中断を経て、3度目の山場である。これを越えても、また次の国会で出されてくるだろうが、そこはムネオ並みのしつこさでやるしかない。


 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1841338/detail

法律に違反する行為に合意するだけで、実際には犯罪行為をしなくても処罰の対象にできる「共謀罪」の新設に反対する市民やジャーナリストらが11日、衆議院第2議員会館で院内集会(共謀罪の新設に反対する市民と表現者の集い実行委員会主催)を開き、請願署名10万2142人分を、民主党の松岡徹・参議院議員ら国会議員に手渡した。

市民団体や日本弁護士連合会などは同罪の新設に反対し、今年になって同様の反対集会を相次いで開催。日弁連は、法律に違反する行為を話し合うことと実際に犯罪行為に及ぶことは全く別だとし、思想に対する処罰にあたるのではないかと指摘している。また、これまでの国会審議でも、規定があいまいで犯罪目的の団体かどうかの判断が警察に委ねられるため、恣意的捜査のおそれがあるとの議論もあった。
同集会に出席した松岡議員は「与党側は1日も早く審議をしたがっている。悪法を導入するときには必ず、公共の秩序であるかのような諫言(かんげん)を持って提案してくるのが世の常だが、共謀罪もそうだ。私たちの国民社会が大きく様変わりし、戦前の治安体制のような社会に戻ってしまうのではないかと危惧(きぐ)する」と話した。
社民党保坂展人衆議院議員は「署名の厚みを受け止めて、共謀罪廃案に向けて頑張りたい。反対の世論は次第に広がりを見せているが、まだまだ認知度が低く、『凶暴な人間は捕まえなければ』と思う人もいる。細かな内容が伝われば、相当議論を呼ぶに違いない。街頭でも声を上げる必要がある」と語った。

とにかく声をあげること。


http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/c70cefff055ca9475d3f5d9ca168f2bd

ついに悪い予感が現実のものとなった。昨日のブログの「今週は、週末の千葉補欠選挙のために法務委員会も穏やかな様子。しかし、選挙前の笑顔は仮の姿、来週以降に行われるかもしれない共謀罪へのアクセルにも警戒を怠らないようにしたい」と結んだ部分は、訂正して取り消すこととする。選挙前の笑顔は強面に転じ、与党は共謀罪審議再開を今週の金曜日21日に行うことを突如として提案、連休前には一区切りつけたい=採決したいと投げかけた。到底、容認できないと民主党平岡秀夫理事は抵抗したが、最後には採決で与党の賛成多数で「共謀罪審議再開」がセットされた。私たち野党も不意打ちをくらったことに怒りを表明しようと、夕方5時すぎに緊急記者会見を行った。

理事会に参加しながら、デジャヴ(既視感)に襲われていた。7年前の1999年の春、盗聴法(通信傍受法・組織的犯罪対策法)が審議入りしようとした時も、桜の散ったこの季節だった。「自民党国会対策委員会の手前、1回だけは審議をやらせてほしい」との言葉に幻惑されて、行われた質疑の最後に「参考人出頭要求」が突如として動議で出され、野党側は総反発したが、採決を強行。その後、盗聴法は問題法案となって、衆議院では野党退席、参議院では8月の徹夜国会で強行突破されたというあの記憶である。その時の委員長は杉浦法務大臣であり、当時を知る人も何人か委員いるが、繰り返し理事懇談会が開催され、対決状態が続いた。

コイズミ最後の国政選挙であり小沢新体制の力量が初めて問われる千葉7区選挙は、マスコミで大々的に報道されるだろう。そこで、共謀罪にかかわる報道がかすむことは容易に想像できる。仮に小沢民主党がそこで勝とうが、それくらいでコイズミの「勇退」にダメージを与えるものではなかろうから。そう考えると、実ににくたらしいぐらい上手い時期に合わせてきたもんだな!


  • 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士:共謀罪,審議入り→今月末にも衆院強行採決〜怒れ,1000万人ブロガー

 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/0e532766b287fa1701ef40feeb3cdaf9

風雲急を告げるなか,4月26日には日弁連クレオで,次のような共謀罪阻止のための集会が開かれる。

日時:2006年4月26日(水)18:00〜20:00
場所:弁護士会館2階「講堂クレオ千代田区霞が関1−1−3(地下鉄霞ヶ関駅B1−b出口直結)
プログラム:国会議員・ジャーナリスト・市民の方々から発言

できるだけ参加したい。