共謀罪に反対する大集会 at 弁護士会館2F講堂


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 日刊ベリタの記事によると、主催者の日弁連公式発表で500人以上が参加。もっとも写真を見ての通り、700ほどあった席の埋まり具合は半分といったところだった。自分の来場は、野党議員の発言が終わった7:00過ぎだったので、6:00台にはもっと人がいたのかもしれない。またマスコミのカメラは2台が回っていたが、野党議員の発言を撮り終わって一部が帰っていたかもしれない。あるいは「のべ」参加数かも。


 森達也のスピーチには間に合わず。グリーンピース・ジャパン事務局長の星川淳アムネスティ・インターナショナルの寺中誠のそれぞれが、自分らの活動はまさに共謀罪が適用される活動だ、認められない、と訴える。ほかに労働組合のどなたかも同様の発言。
 市民活動家が多そうなこの集まりで、自分らのような団体こそがターゲットとして狙われており断固として阻止する、とぶちあげるのはそりゃそうなのだろうが、一般の人やウヨクには、お前らはそりゃ騒がねばならんだろうがこっちにはカンケーねー、といった反感というかあちらで何か騒いでいらっしゃるが、という距離感を生みかねないような気が少しよぎった。
 そこのところでちょっと感じたのは、あるいは朴訥さも武器になろうかな、という点。寺澤有の紹介でスピーチした「“共謀罪MOVIE”『共謀罪、その後』第1話」監督の朴哲鉉(パク・チョルヒョン)には、ちょっとたどたどしい日本語もあいまってか、そういった親近感というか一般の人や生活にまで降りた目線を印象としてもった。バク・チョンヒ以来の独裁体制が長かった(あるいはまだ続いてる)自国の韓国を引き合いに出して、「マッコリ法」(参考)と重なると発言。
パク自身は、そういった弾圧を直に体験した世代ではないだろうが、上の世代からその恐怖をよく知らされているのだろう。そのあたりのリアリティーに迫った危機意識を、よく広めていくような手段手がもっと溢れるようにするには。
 寺澤は、集会にあたって、小沢の事務所へ記者会見にフリーランスの自分が参加する手続きを電話で問い合わせたところ、話にならない対応でのらりくらりだったと、自身ものらりくらりしながら笑いをとっていた。郵政解散選挙のときは、自民党ばっかり放映しやがってテレビや新聞は偏ってると言っていた小沢が、結局は会社単位でしか取材になかなか応じようとしない、と。裁判所が傍聴席の記者席をフリーランスに開放しないと裁判を続けてる寺澤らしい皮肉。
 寺澤は、先週末はブログ検索で50ほどしかヒットしなかった共謀罪関連のエントリが、今は500もヒットすると、ネット上の関心の高まりを力説していた。ネット上の無記名の動きについて(2ch等のネガティブ面以外で)リアルで熱く語るジャーナリストはまだ少ないと思うので、これは案外、貴重ではなかろうか。中には共謀罪賛成といった頭の中身をかち割ってよく研究してやりたい趣旨のエントリも見かけるが、そういったブログは、何故か嫌韓・嫌中・愛国な傾向が見られるようなので、ではお嫌いな韓国=独裁体制を支えた「マッコリ法」の真似をするようなマネを、共謀罪で許していいのですかと聞いてみたかったり。言論ノ自由モ認メラレナイヨウナ2等国トイッショニサセテタマルカー、とはならないの?