トップランナー再放送 ミュージシャン・向井秀徳

GW中に放送のあった本放送を見逃してしまっていたので、昨晩の再放送を録っておいたのを今、見る。


向井って相手の言葉に対して、「それはちょっと違って」だったり「そういうんじゃなくて」だったり「それとは別に」だったり「……こういう風に思っててね」だったり、そういう否定から入って遮って言葉を返すってことほとんどがない。それが気持ちいい。
そして、そのことが掴み所のなさ、という印象を相手に与える。ぶつけて跳ね返ってきたものから糸口を引き出して、内面を引きずりだそうとする聞き手のやり方が通用しない。いなされたように感じるだろう。それが、向井を好きな理由。





新宿ロフトのフリー広報誌で1/2ページコラムを連載している田淵ひさ子が、「ウザイ」は問答無用で相手より優位に立つことができる一方的暴力な言葉だから「しゃあしか」って言おうよ、と呼びかけていた。向井や田淵が暮らした九州の方言で、うざったい、どうでもいいこと言うな、という意味らしい。それも気持ちいい意見だ。