コミックシード 8月号

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「えんまちゃん」(かがみふみを

 スク水小5がプールの中でぶるっと震えたら、そのオチしかないよね。しかし、えんまちゃん、可愛いなぁ。本当は男の子だったりしたら。


「ユメノクニ」(原作:宗田朋、作画:柊ゆたか

 満州に行ってしまった父親の、妹とその夫と娘の家庭に引き取られてきた少年。前回の1話目は始めツンケンしていた娘との心のふれあい、2話目の今回は、少女の頃に戦闘機の墜落で両親と家を失い兄と二人きりになっていた妹=娘の母親が語る過去。
 独特のデフォルメの効いた温かみのある絵柄は、西島大介がすくすく育っていたらこんな感じだったかも。ネットビューアー式のマンガ閲覧にも、雑誌(特に平綴じ)にできない利点はあって、その一つが見開きがちゃんと見開きになること。P122-123で、少年を胸に抱いて諭すように語りかける母親の見開きは、ぐっときた。ページをめくると「お母さん…」という少年のつぶやき。ちょっといい話になりすぎてる分、来月号に風雲な展開が待っていそうな気も。