コミックLO 10月号


 巻頭カラーの「ろぉ〜水泳部!!」(朝木貴行)の原稿が、カラーページ以外、中盤までペン入れのみ、後半から下書き状態で掲載。茜新社のHPでは「作者急病により一部未完成」と告知。作者のブログ(http://blog.livedoor.jp/asakitakayuki/)は単行本の色校がアップされた8/3が最後の更新なので、その後に倒れてしまわれたのかしら。発売日まで2週間あったので、まだ入稿を終えてなかったことはありえるだろうが。……なんかコミケが発売時期に重なってくると文句を垂れずにはいられない形で出してくるな、この本は。コミケでたかみち表紙の下敷きで小銭稼いでる余裕があるなら、代原でも用意しろ。






「Jumble Family じゃんぶるふぁみり〜」(mizu)

 入院中の母親を除く、四男六女+父親=11人が大乱交パーティー(うち次女が妊娠中)。芸が広いなぁ。アナル専業の人ではないなぁ。乱交部屋と違う一室で、マンツーマンプレイにいそしむ長女(14歳)×四男(12歳)の爛れた相思相愛っぷりが、一周して間違った切なさ。

 

「はらませ! 2」(裏次郎

 だべさ幼女の発案で、禁SEXを一週間続けて、妊娠率をあげよう計画を立てるも、二人して耐え切れなくて風呂場でいたしてしまう。
 今までも何度か触れてきたが、この作家は、二人の間にじわりじわりと淫靡な雰囲気をつくりあげていく手並みが、すこぶる上手い。バックから乳首をいじられながら、切なげな顔で「ロリコンこじらせて死んでまえー」とつぶやかせる台詞回しの、拒否しきれない甘えが乳繰り合いの空気に混ざり合っていく微妙なテンションの加減とか。ことの終わったラストページで、焦らしブームが到来した幼女に、おねだりして飯を食わせてもらいながら「ウザかわいい」とニヤけるオチが、なごやか。


「Something in the air」(鬼束直

 鬼束にしては平均点なエロさ。なのだけど、小学生副委員長の、肩よりも少し伸びたくらいの黒髪がいたくお気に召したので、×10くらいまで可。ショートからロングに伸ばしかけの、安定しない背伸び感を勝手に受け止めていろんなバックストーリーを脳内変換。


「今日からespecially niece」(ほかまみつり

 ちょっとミソの足りない、小学生にしてはの巨乳ちゃんと叔父の高校生と。この作者にしては頑張った乳の、縦長果実系の形の握りやすそうな感じが。いたした後に、急に自己主張がはっきりしてくる巨乳ちゃんが、これまた背伸び感でよろしい。


「ありあどね」(OKINA

 にーにーと懐いてくる妹を縛りんぼにして集合住宅の屋上で。おどおどな黒目が、この作者の作品に初めて注目させた。というか、この妹は、どっちかというと性別のまま解釈するより、背広半ズボンが似合いそう。


LO (エルオー) 2006年 10月号 [雑誌]

LO (エルオー) 2006年 10月号 [雑誌]