マガジンZ 12月号

「ジャバウォッキー」(久正人

 連載3回目、第4話目。
 作画のコントラスト比がさらに高まり、唐沢なをきが前にやってた版画マンガ、あるいは教会の窓ガラスにはまってるステンドグラスのような絵に。恐竜人のシャープさや硬質さを描くには適当だが、女性の柔らかさはトンでしまうか。女アサシンのリリーの見せ場はダイナミックなアクションにあるので、今のところさほどネックにはなってないが。
謎の焼死を遂げた情報提供者を見下ろすカメラ目線が、そのまま焼死直後→現場検証へと移るなどの、映画の演出を想定したテクニックが見受けられる。というか、アメコミの技法を取り入れてるのか。