緊急事態の「時間ですよ」。
はてなブックマーク - 児童ポルノ:米が日本に罰則強化要求 「単純所持も犯罪」−行政:MSN毎日インタラクティブから各リンクに飛んで参照してもらうのが手っ取り早い。日本は「児童ポルノ所持禁止を」も参照のこと。
で、これからのことに関わる最新情報を辿っていて、いつのまにか迷い込んだ東京都青少年健全育成審議会で、そういえば議事録ってちゃんと読んだことなかったわ、と思い、有害図書指定についてどんな意見が交わされてのかしらと興味をもって読んでみると、青少年健全育成協力員のおっさんおばさんが無作為に見つけてきた有害図書指定候補に委員13人が「指定に賛成です。」「指定でお願いいたします。」って口を揃えるだけであっという間に終わっていて、無駄足踏んだなとゲンナリ。
一方で、今公開中の「GOAL! 2」の1作目を優良映画にする推薦意見を委員にひねり出させている553回審議会では、「こんなに偶然が重なり合って夢が実現がすればいいなと思って見ておりましたけれども」「ストーリーがすごくストレートで単純な成功映画みたいになっていると思いました。あと、ベッカムとかジタンなどが出てきますが、出てき方が非常にわざとらしい感じもしたりしました。最近話題になったアメリカの南米移民の背景の話などもある程度は理解できるし、ちょうどワールドカップに合わせて公開されるという意味で、そういう人気を盛り立てるという意味でもいいのかなというふうに思いました。」「あれがいいというのは皆さんおっしゃったとおりで、やはり野球よりサッカー界のほうが商売がうまいなと。つまり、第3部は結局ワールドカップの実写になるわけでしょう。すごく上手だなとは思いました。」「日本でさえも、体力、身体能力抜群の子は今や野球ではなくてサッカーをやっていますし、」「■■委員もちょっと言っていたのですが、窮地になると必ず助ける人が出てきて、それがたび重なるものですから、何か人生甘くみるのではないかというような気もしたのですけれども、」なんて歯に衣をきせない物言いが立て板に水で並べ立てられていて、どうせなら一応でもいいから有害指定にもそれくらいの理由付けをしてやってほしいもんですね。
あと、委員の一人の○村美佐男(はなむら・みさお、○=木へんに奈)警視庁生活安全部少年育成課少年非行対策官が「指定される前の段階で、いわゆる業界の段階で自主規制を促す。早い段階で、店頭に出て青少年に目に触れる前に。」と実質的な検閲を意見しているのに対して、名前伏字の委員が「それと、いけないのは、これをやることで書店に並ぶ前にとおっしゃいましたけれども、並ぶ前にチェックできるのは今、誰もいませんよ。そんなことをやったら大変ですよ、それは。それは絶対にいけません。」と諌めていて、そういう常識のある人も交じっているのだな、とか。