葬式。
ダウナーの理由とは全く関係なく。
昨日、多分2度くらいしか会ったことないはずの、1、2、3、……5親等離れた、90前の、間に違う苗字が二つ入った、過去20年の間に4回それぞれ別の臓器を切除したことのある、つまり直接には血の繋がってない、じーさまが身罷ったというので、「今そっちにいる親族はお前だけだから代表で逝ってこい」という指令を受けて、悩んだ末に5,000円を包んで、来訪。
じーさまを亡くしてさびしいばーさまから是非にとねだられてるらしい仏壇は「置く場所とかどこにあるのよ?」、「位牌だって○○家って入るだけだし」、「高いと大理石のなんてあるのね、知らなかったわ、でも、そんなところにお金かけてもねぇ、しょうがないから一番安いのにしたわよ、骨壷」、「お坊さんに葬祭場まできてもらうのに、タクシーを頼んだほうがいいわよねってそれでも気を使ったつもりなのに、なんか生返事だから、よくよく話してみたら、結局ハイヤーなのよ、一日4万円もするの、うちの田舎のお坊さんなんてみんなラッタッタよラッタッタ」。
ひとくさりあるのかないのか分からない思い出話を捏造した後、せっかくきてくれたんだから銀座の有名な中華料理屋を食べにいこうとの誘いにイチもニもなく頷いて、じゃあと立ちと上がろうとしたところ、自分がたてた線香の火を喪主を務めたじーさまの長男がふっふっふっふっふっふっと息を吹きかけて火の用心完了。
長男、生臭い、生臭いから!