なんで、いらつくかな。


精神的余裕が日常から消えうせることは、「GREY」や「なあばす」を読んでた20年前当時だってあったことなのに、今回は、昨日買ったぶんか社文庫版の「滅日」上下巻の“間白”の「R-TYPEに申す 6月は遠すぎるぜ! その間何をしていたらいいんだ。。」とか「仮面ライダーブラックにはダブルドラゴンをみならっていただきたいものだ・・・」とか「しかしよー 弾数やパワーの表示のねーゲームっつーのもはじめてみたぜ あれだけ動きのわりいゲームもよ!」「なんのゲームかわかってるだろーな ぼーすてっくさん!」とかの、オーディオコメンタリー的とか副音声的とかそんなしゃれたもんじゃなくて「攻殻」欄外のTIPS的なもんでもない、マンガ本編と㍉も関係のない愚痴がやけに気に障る。昔は、あーまた愚痴ってんなあ、くらいのもんで楽しんで読んでたはずなのになあ。ネットやブログのせいで、作家が日常をコンスタントに垣間見せるのが当たり前になったせいで、「そんなのブログかTwitterでつぶやいとけよ……」という感覚になってきてるのかもしれない。“間白”って、シーンを分けたり繋いだり転換したりするためのもんだけに使うんではなく、せっかく書きやすい隙間があるんだから連絡版変わりの一行コメントにしたって別にいいよねー。目次で作者コメント描かせない雑誌とかもあるしさー。「ねむくって何描いてるのかわかんねーよー おーいおいおい」。

滅日 (上) (ぶんか社コミック文庫)

滅日 (上) (ぶんか社コミック文庫)

滅日 (下) (ぶんか社コミック文庫)

滅日 (下) (ぶんか社コミック文庫)