まんがタイムきららMAX 11月号

新連載・巻中カラー「ぽすから」(中村哲也

中村せんせーがホビージャパン連載以来の(単行本になりそうな)オリジナル連載開始ということを聞きつけて購入。神田近くの美術予備校を舞台に、ぽややんな草食系主人公とショート眼鏡無口文庫本好きヒロイン、その他の仲間たちの出会いまで。シャツの襟の一番上までボタンをとめた、防御力たかそうなヒロインが、無口な分、身振り手振りのオーバーアクションでおたわた。それを愛でる。きらら系によくある、4コマだけど4コマの意味のない4コマ(4コマ目が落ちない)のフォーマットを利用。見開き4本=16コマのどこにも明瞭なオチがないページも。charatの「ふらふろ」のように、普通のコマ割りではダメだったのかなとはちょっと思うけど、ファンの贔屓目もあって、これはこれで。知る限り、作者が4コマを定期的にやってたことはないので、チャレンジの一つとして追いかけていく。ただ、1ページ目下段の大ゴマ以外、作者得意のすらっと伸びた大腿部を拝めそうになさそうなのは残念。そいや、作者が好物のはずのオデコさんキャラも未登場だ。後々?

「看板娘はさしおさえ」(鈴城芹

きちんと読むのはほぼ初めてのMAX。単行本を買ってる「○本の住人」を除く、初見のタイトルの中では一番面白かった。質屋に警官が盗品調査にくるってだけの話で、よく8ページももたせる。柱の人物紹介を読まなくても、だいたいの人間関係がさりげなく分かる丁寧さにも好感。発売済みの1-3巻、買ってもいいかな。

「表色89×系」(柴田燕ウ)

「らじおでgo!」にテイストが似てる。ギャグは、さほどでもないレベルのがちらほら交じって、1本1本の打率は安定しないけど、表情がすごい豊かで、途中で飽きさせない。4コマじゃない大きさのコマで読みたい。

「まん研」(うおなてれぴん

いやー、手馴れてる。安心して笑う準備ができる。

○本の住人」(kashmir

「肉人対肉人」かー。はっぱとかロシアンと絡めるほど走り込まないのがMAXカラー?




どの作品も、charatより直球なエロスネタが目についた。旦那との情事をのろける「看板娘〜」の母親さん(P27)とかのような。そーいうとこで色分けしてるのかな。けど、肉々しいボディを強調するマンガはcharatのほうが目立ってるように思う。


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