とても分かりやすかったので転載メモ。

883 :いい気分さん:2009/02/20(金) 22:31:29
@300円の弁当を10個本部から仕入れたとし、定価は@500円とし、ロイヤリティは40%とする

◆弁当が7個定価で売れて、残り3個は廃棄した場合◆
売上高    +3500
売上原価  -2100 ←7個しか売れていないのでセブン方式では7個しか売原に入れない
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売上総利益 +1400 ←ここにロイヤリティをかけるのでロイヤリティは 1400*0.4=560
弁当廃棄損 -900
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純利益    +500 ←普通利益といえばこれをイメージするがここにロイヤリティをかけないのが特徴
支払ロイヤリティ -560
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トータル    -60 赤字

・つまり廃棄損はロイヤリティ計算の考慮に入れない
・本部は定価で売れた弁当分だけロイヤリティを搾取してメシウマ、廃棄損は全額加盟店がかぶる

◆弁当が7個定価で売れて、残り3個は@1円に値下げして店主が買い取りそのまま捨てた場合◆
売上高    +3503
売上原価  -3000 ←形式上10個売れているのでセブン方式でも全部売原算入されてしまう
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売上総利益 +503 ←ここにロイヤリティがかかるがロイヤリティは 503*0.4=201
弁当廃棄損   0
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純利益    +503
支払ロイヤリティ -201
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トータル    +302 赤字回避 (&店主の財布は3円赤字)

・これをやられるとほぼ廃棄損相当額がロイヤリティ計算に実質的に含まれてしまう
・1円は極端にしても、原価以下で売ると廃棄損の一部を本部もかぶることになるので、値下げを制限していると思われる

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/conv/1200606949/883-


例の「見切り」ダメ問題のどこがどういうふうにポイントなのか、よく分からなかったけど、これは分かりやすい。
チェーン店とか直営店で「見切り」させないなら分かるが、あくまで独立事業主であるはずのFC店に「見切り」させない正当な理由が、セブンイレブン本部に果たしてありえるのか(反語)。
ローソンよりセブンイレブンのほうが部屋に近いので、ローソンが受け取り先のamazonではなく、セブンイレブンネットに変えてみようかと考えていたけど、やっぱり。
書店の再販制度も価格を拘束するが、まだ一応、委託配本という形式を取っている。けれど、コンビニは買取だから全く事情は異なる(岩波書店が一部で買取型の配本を始めようとしていたりはするが、まだレアケース)。
FC店が相応の利益を得られるようになれば、利幅の薄い雑誌棚も肩身の狭い思いをあまりせずに済むようになるだろうか。それとも、FCの自由度が増して、利幅の薄い商品は撤去されていくだろうか。コンビニで雑誌・本を買うという行為がここまで一般化しているのだから、排除の方向へは動きにくいと思うけれど。