本日のまとめ。

文フリ+200g。



14:00頃到着した文フリ。ざら特集などを目当てにしていた「5M」はあえなく完売。とある書き手の前途洋洋の人に中野タコシェあたりに卸してとお願い。ZINあたりも頼めばアキバと新宿で合わせて50部くらい入れてくれるんじゃないかしら。あとは、ZINの同人コーナーで気になってたジェンダーマンガ評論本と毒婦之友(復活!)新刊など。



半年前に買った200gが、上げ下げありつつ損益分岐点に落ち着いてきたので、買い増しで、もう200gを追加。T中貴金属新宿店で、3,608円×200g+手数料5,250円=総額72万6,850円。現金。今度の損益分岐点は1g買取価格で3,660.5円。ユーロ下げにおののく欧州勢や自販機が設置されたアブダビの富豪様たちには是非、相場の維持向上に励んでもらいたい。




四方世界の王(1) (シリウスKC)

四方世界の王(1) (シリウスKC)

“熱いぞ! メソポタミア!”ことシリウス期待の新人・雨音たかし作画の「四方世界の王」1巻がペーパーバック形式だった。別にペーパー式で構わない。裏表紙のイラストが余計なバーコードで邪魔されないし、おそらく「四方〜」の単行本を将来的に古本屋に売るようなこともないだろうし(まんだらけ等はバーコード読み取りで買取値段を算出する)、どうしてもカバーが欲しい人は連載誌にオマケでついてくるカバーをかぶせてね!的マーケティングと相互補完になるし、引越しでダンボールに詰める時に帯がぐちゃっとなったりカバーの端がよれたりする心配をする必要がなくなるし、取次ぎから書店に入った時点ですでにシュリンクされた状態なので書店側でシュリンクする手間が省けるし、賛成派(黙認派かな?)。ただ、値段はカバー方式と変わらず税抜き600円。100円くらい安くしてよ。それか600円でもいいけどカラーページはモノクロじゃなくちゃんとカラーで収録を。



下書きテキストをスクロールしていたら2009年版2chエロマンガ大賞に投稿したベスト5コメントが残っているのを見つけたので、たまには掲載。



今夜のシコルスキー (メガストアコミックスシリーズ No. 205)

今夜のシコルスキー (メガストアコミックスシリーズ No. 205)

この本に収録されたデビュー作「誰が為か……」がメガストアに掲載されてから、もう3年以上が経つけれど、当時、それを読んだときの衝撃は今も忘れない。
太く短いチンポを包む断面図の描写に入り、「あれ? 何か違うぞ?」と感じはじめ、絶頂に至るシーンで、まるで煮えたぎる小宇宙のような子宮内描写が次々に繰り出されるにあたって、すごい作家が現れたものだと確信した。
多用されるト書きのドラマチックなセリフ(「夏に処女がすごい減る」での「淫化が始まる」「決定的なメス化である」など)もエロスの盛り上げに一役かっている。


魔法教えます!! (セラフィンコミックス)

魔法教えます!! (セラフィンコミックス)

一見、栄養失調気味かと思うような華奢で骨ばった少女の肢体が、ゴリゴリと太いチンポで突きまくられるセックスシーンの読み応えが買える。
すっかり定着したぷに系に代わって、そろそろガリ系に流行りの兆しが見えてもいいんじゃないか。


エロきゅん実験室 (OKS COMIX)

エロきゅん実験室 (OKS COMIX)


単行本の後書きで、編集との間でよくあったやりとりとして「これはエロいんですか?」と言われた自虐ネタを披露しているが、まさに、一歩嗜好がズレれば引いてしまうようなキチガイめいた性感開発やセックスの雨あられ
雌雄同体の巨大カブトムシに、子宮内へ卵を産み付けられた上で受精させられたり、とにかく明後日の方向へエロが飛んでいく。しかし、これが好きな人にはたまらない。
産卵後のカブトムシがのしかかったまま、明日のジョーばりの燃え尽き状態になるなどの、細かいギャグもピリリと効いてて、ドギツさをやわらげてる。
ボリュームたっぷりの肢体やアヘ顔の描写は確かで、ある一線を越えられれば実用にもちゃんと耐える。


3ANGELS SHORT Full Passion (メガストアコミックスシリーズ No. 229)

3ANGELS SHORT Full Passion (メガストアコミックスシリーズ No. 229)


ファンが首を長くして待っていた3ANGELS SHORTのシリーズの2冊目。
三人いる天使の中で一番の巨乳かつ、実は尽くすタイプだったカエデさんとの迫力あるFUCKが堪能できる、ファンの期待に十二分に応える内容。
ネックは、3冊目の発売まで又、4年半も待たされてはたまらないということくらいだろうか。


Hole Sweet hole (TENMAコミックス LO)

Hole Sweet hole (TENMAコミックス LO)


ロリ系エロ雑誌の最右翼、LOが輩出した新人作家の初単行本。
計7話の長編となった「LET'S GET LOST」を収録。この長編で一気に株をあげたのではないだろうか。
話の後半で、LO作品によくあるダークな展開に入っていくのかと思いきや、ココロに染み入る青春モノに仕上げきった。
セックスの最中の少女による独白のセリフには、あふれる文才とエロスを感じざるを得ない。< 総評(自由発言) >
正直、選んだ5作品の中から、この大賞の上位に入る作品が出るとは思っていない。
けれども、これだけ個性的な作品が生まれる予知がまだエロマンガの世界(特に生存競争の厳しい商業の世界で、かつ、「社会の目」が厳しくなっているにもかかわらず)に残されていることに、ありがとうと言いたい。
10年経ってもこの投票が続けられていますように。