夕暮れ時を狙いたくなる季節です。

FUJIFILM デジタルカメラ FinePix F300EXR ブラック F FX-F300EXR B
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2010/09/04
- メディア: Camera
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先週、がまんをしきれずに買ってしまいました。*1
5年前の購入時点では最新機種だった「FinePix F11」*2ですが、今どきのコンデジ性能に比べると、さすがに600万画素・3倍光学ズームは物足りない。かばんの中でハードカバーやマンガ雑誌にゴツゴツされたり、街中で広告看板にぶつけられたり、海辺で潮風を浴びたり、もろもろ酷使してきた割に故障せずがんばってきてくれた「F11」なので下取りに出すようなことはしないけれど、「F300EXR」に代替わりです。
新コンデジで譲れなかったポイントは、
- AF(オートフォーカス)が素早い
- 光学ズーム10倍以上
- 室内・夜景がキレイに撮れる
の3点。
「F300EXR」は、最速0.15秒のAFで1点目をクリア、光学ズームが最大15倍で2点目もクリア。問題は3点目。カメラの心臓部にあたる撮像素子は"CCD"という仕組みを採用していて、暗いシーンの撮影に適しているという"CMOS"ではないため、どうも「室内・夜景には弱い」という評判が先行しているようです。
じゃあ、実際はどうなのか。
新宿で夕暮れ時を狙ってみました。
撮影モードは"EXRオート"の高解像度優先にセッティング。夕暮れ時くらいの光量なら、夜景用の高感度低ノイズ優先セッティングを使うまでもない様子です。
夜はどうか。秋葉原で。
撮影モードは"SP(シーンポジション)"の夜景セッティング。ISO400、シャッタースピード1/7〜1/10くらい。なるべく画面が粗くならないように調整しましたが、素人の技術ではまずこれくらいです。個人的には、3枚目、ベルサール秋葉原のガラス壁面に移りこんだ中央通り向かいのビルが、思ったよりきちんと再現できた感触です。
室内=ライト下の撮影は、先週のIGF(http://d.hatena.ne.jp/bullet/20100925#p1)で試したところですが、動き回る選手をズーム撮影する前提では、荒い画像が大半になった印象です。
ついでに15倍光学ズームについても。こちらはその威力が分かりやすいです。
神保町交差点で、白山通り北方向を撮影。
同じ方角を、今度は最大15倍ズームで水道橋駅ビル上のタイガーボードの看板に狙いを定めて。
晴天の屋外という条件下ですが、これだけ寄れればまずは十分でしょう。
カメラを右に90度回して、靖国通り沿いを東方向に撮影。
パノラマ機能もついてます。
なるだけ一定の速度で回転したつもりでも、どうしても残像が被ります。合成の精度は、自分の慣れでどうにかなるレベルなのか性能の限界なのか、まだよく掴めていません。
♯
1週間つかってみたまとめ。
- 良かった点
- もうひとつだった点
- 電源を入れると必ずポップアップする内蔵フラッシュ。フラッシュはまず使わないので、これはやっぱりあまりいただけなかった。なので今は、これはフラッシュではなくて、「指で押さえてバランスを取るためのボタン」と思い込むことにしている。ただ、フラッシュの後方に指を置けるだけのスペースはちゃんとあるので、カメラを構える邪魔になるほどではない。
*1:ヤマダ電機LABI新宿東口店で、税込み3万8,000円+8,360ポイント。手にもっていじってたところ、「お安くさせていただきますが?」と斜め後ろからぬるっと現れた八嶋智人似の調子のいい店員に、ポイント差し引き3万円を切る値段を提示されたのが決め手(でも4日後にカカクコム最安値に追い越されました)。ヤマダで買い物したのは初めて。ポイントは、本も売ってる池袋の日本総本店でちまちま消費していくことにします。SDHCカードは、あきばお〜で、Transcendの4GB・CLASS10タイプを税込み980円。
*2:
*3: RICOH デジタルカメラ CX4 ブラック CX4BK 1000万画素裏面照射CMOS 光学10.7倍ズーム 広角28mm 3.0型液晶 高速連写
*4:3Dモデル(http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/f/finepix_f300exr/product_views/)で言うと、カメラ前面右下の「EXR」の金色プレートがある部分。