前々から「昔は悪かったんよ〜」という過去を話の端々に感じていた行き着けの床屋のマスター。今日の髪きりでも合間にやんちゃ話。
10キロほど離れた繁華街の中学に5人で乗り込んでいって1日目は50人がかりでボコボコ、次の日の2日目もボコボコ、3日目はボコボコにされた筋肉が痛くて、歩いて10キロは無理ということで、近場の国道を通りがかった3トントラックをヒッチハイクして、荷台でさらにボコボコ揺られながら、目的の中学へ。でも、3日目はいくら校庭で悪態をついても、1-2日目でわらわらとわいてきた50人がちっとも出てこないので、「勝った!」と結論づけて地元の中学へ凱旋。それから、繁華街に地元の中学の生徒が遊びに行ってもカツアゲとかされることはなくなったそうな。……3日目、もしかして日曜だったんじゃないかなぁ?
一方、本当に「ああ、この人はちょっと頭のネジの締めが違う」と思ったのは、自分で店を開いて結婚もした後。店の上階の十畳ほどの部屋に地元の不良(親戚縁者でも何でもない赤の他人)がよく集まるようになって、当時出回りはじめたばかりの裏ビデオの鑑賞会を女子の不良も交えてやってたとか、暴走族を組んでた不良のバイクを勝手に二束三文で売り払って学校も退学させて仕事先をあっせんしてやったとか。手に職つけた後のほうがやりたい放題?
今はフツーのおじぃさんなのにね。人って変わる。



そんな日も暮れて、明日は94回目。93回目を振り返る。