10日目。部屋干しと湿ったパンツと俺。
食欲減退ーー。腹回りを確認する限り、意図せぬダイエットが進んでいる感じなので、これなら多少あぶらっぽいものを食ってもよかろう、ヘルシーに気をつかいながらということで、蓮根、たまねぎ、にんじん、なす、しいたけの野菜カレー。歯ごたえを味わうための蓮根は大きめの半月型で、しいたけもムニムニと咀嚼感を味わえるように小さめのを襞をとって傘を丸いまま。肉の代わりとも言う。ルーは、地震前に買い置きしてあった、横濱舶来亭カレーフレーク。
まだ寒い日が続くようなら、次は、ほうれん草、春菊、ソラマメ、牛乳でシチューにしますかね。
総武線のホームのミルクスタンドで1週間振りに牛乳にありつけた。瓶入りのやつ。紙パックの工場の半分が被災したせいで、スーパーやコンビニには出回らなくなったことに諦めていたが、実は、瓶の牛乳はこうやって飲めた。それが本当にありがたい。
昨日、神田明神通りを秋葉原方面に歩いていたら、石丸電気の高級オーディオショップ「Refino&Anhelo」が入っていたビルのシャッターが突然がしゃがしゃ鳴り出したので「ポルターガイスト?」とびっくり。携帯で確かめたら、案の定、地震だったのだけれど。地面の揺れはまったく感じなかったのになぁ。というか、例の「地震酔い」ってやつに自分もがっつりかかっていて、それでいつも揺れている感覚があるので、本物の地震の揺れと打ち消しあってうまく平行状態を維持したりとか。ないか。がしゃどくろ。
フィクションを味わう気分でないときは、ネイチャー系もしくは考古学系もしくは超常現象系のドキュメンタリーが心にマッチ。
NHK教育の「地球ドラマチック」枠で放送されていたのを録っておいた、アメリカ・クリエイティブディファレンスプロダクション制作の「検証バミューダ 魔の三角海域」を観る。
セスナ的な軽飛行機でプエルトリコからマイアミまで跳んだというパイロットの人が、雷雲を避けようとして横にずれたのにどんどん雲に囲まれていった末、小さな雲のトンネルを見つけそこに一か八か飛び込んでみたところ、トンネルの壁が渦をまきはじめ無重力のような状態を感じ黄色がかかった灰色のもやにつつまれ、数十秒後にトンネルを抜け出た瞬間、下を見たところすでにマイアミの町の上空だったという体験を語る。
飛行時間や燃料の減り具合からすると、まだ海上のはずなのに。時速に直すと、3,000キロで跳んだことに!
で、どういう落とし前を着けるのかしらワクワクと観ていたら、最終提示された仮説がワープ。え?
「空間を押す/引っ張る力」を持つダークエネルギーが発生して空間が圧縮されたんじゃないか、無重力のような状態になったこともその裏づけになる、ただしそれには10の45乗ジュールのエネルギーが必要、水爆の2兆倍の1兆倍のエネルギーつまり10万億京のエネルギーが必要になりますが、そんなの科学的には認められませんがってそれ仮説なの?
例の「エーーシーー♪」ってやつ、まだ一度も目にしてないな。