コミケ80
- とにかく暑い、という記憶ばかり。過去、何度かシャツが塩を吹いたことはあったけれど、塩が結晶化する間もなく汗で湿っていくので、後半は吸収しきれず袖口とズボンの下をだらだら流れていくまま。汗で硬くなったジーンズの後ろポケットに何度も財布を出し入れしたせいで、布と擦れた指が赤剥け。ちょっと心配するのは、熱中症の初期症状を治めるのに、買い置きのロキソニンを飲んでいること。おそらく問題がある。
- 3日間すべてビッグサイトを訪れた。初めてかも? 1日目、帰りに乗った日の出桟橋行きのフェリーから北の入道雲をぼーっと見上げた。
- 3日目は9:40到着。うす曇。東ホール脇駐車場の入場待機列で、「前に詰めて」と指示するスタッフが、同時に「座って」という意味不明の指示。土砂の地面の熱気からなるべく頭を離して海風で冷やさないと、それこそぐったり逝きそうなのに。
- 《宝魂》新刊で、阿ロ云作家陣vsLO作家陣がぼっぱつ。ゴージャスは宝島かどっかの商業企画本に書いてた都条例マンガが、ネタなのか本音なのかよー分からんかったので、ちゃんと聞いてみればよかった。
- 《急行兎》の田村玲子本がすばらしかった。公園で刑事たちの銃撃から赤ん坊を守った田村がそのまま逃げ切り、ジョー=宇田と新たな生活に挑戦するifの物語。作中での田村玲子の死は、シンイチの物語を紡いでいくために欠かせないものだったことは確かにそうだとしても、道半ばの死という印象も強かった。納得しきって死んだとは思えない。社会にそのまま溶け込んでいった田村玲子のその後を読んでみたかったというファンは多いと思う(田村玲子に限らず、頭を乗っ取ったパラサイトと人間の共存・敵対の別の物語も)。
- ロリエロでは《じどー筆記》《P.A.Project》《AHOBAKA》《四才ブックス》《CLUTCH SHOT KING》が良かった。
- 《ひつじの絵本》で女子ばかりのちょっとした列。並ぶと、本ではなくグッズの入ったガチャガチャ専用の列だというので、机のほうに進んで、カトウコトノと箱宮ケイと田口ホシノが寄稿している「ネクロマンサー」設定資料本を購入。
- 1、2日目、新しいジャンルで目に付いたのは青の祓魔師とタイガー&バニー。《スリーピース》で青の祓魔師の燐×雪男本など数冊、購入。2人の関係性に、しえみ、をどう絡めてくるかに作家の個性が出るように思えた。
- 《六道塾》で化物語本(羽川翼)。エクセルサーガやっと終わってくれた+エコーゼオン面白い記念で、初購入。
- 3日目は最終的に「あの花」本を多く買っていた(ジャンル買いではなく作家買いの結果)。買った分については、言われるほどアナルFUCKしてない。フィストFUCKアイマス本の《チョットだけアルヨ。》を買い逃したのは痛かった。ストライクウィッチーズ本各種もそれなりに購入。こちらはジャンルとして案外、好きだったらしい。
- 2時くらいに西へ。最初に向かった《トラツグミ》は完売。でも、その隣の隣の《極上レジスタンス》で運よく非4コマ新刊2冊がそれぞれ2、3部ずつ残っていたので、すかさず購入。過去ログを確認すると、買えたのは3年半ぶり。久しぶりに買えましたというと、その時間でまだ完売していなかったことがちょっとアレだったのか苦笑いされた。
- 《フレーメン音楽隊》の魔法少女本がよかった。まどマギとは関係なし。非まどマギの魔女っ娘本では《まじかなサマーライト》の新刊もよかった。
- 自分に巨女性癖の種をまいたドルフィン連載「TOKYOPOP」から17年来のファンで同人もここ5年ほど買うようになった《流星(流星機関)》でスケブをお願いできた。女性だと思い込んでた作者が男性だった。ふへー。世界はまだ驚きに満ちていた。
- 1日目にSUICAを落とした。西館総合インフォメーションに届け出て、2日目に訪ねたところ、やっぱり見つからず。1,000幾らしかチャージはしていなかったので、特にダメージはないけれど、並んでいる他の人の探し物に財布が少なくないことが驚きだった。自分だったら発狂する。
- 購入総額は8万1,800円(1日目:1万800円、2日目:1万1,500円、3日目:5万9,500円)。ティア、2週後にしてくれんかな……。
- 良かった新規どころは《こけかきき》《醤油ズ。》《ゴールデンチューブ》《宴晩獣ロリロリ》《ろうんげな。》《RPGカンパニー2》《怪奇日蝕》《へっぽこ幼稚園》《ろくでなしの詩》。《PRGカンパニー2》の女神さま・森里母FUCK本が得ろかった。《醤油ズ。》の煙管本がタバコを吸わない自分にもタメになって楽しい。