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  • このマンガがすごい! 2012
    • オトコ編の今回の1位の取得ポイント数は113P、2位が105P。去年1位だった「進撃」が313P、2位だった「テルマエ」が188Pだったので、1位と2位の支持率がずいぶんと下がったものだなと思う。「このマン」で1位と2位に選ばれることの価値を、大きく縮小させたと言い換えてもいい。
    • 投票者数の大きな変動は、前回63人だった「各界のマンガ好きが選ぶ」枠が55人へと8人減って、前回3人だった「サルベージ座談会」枠がすべて消えて、前回17人だった「あの人が選ぶ」枠が20人へと3人増えた、この3点。
    • 差し引きで減った分の8人がすべて、1位10点、2位9点を今回の1、2位に投票していたとしても、1位が193P、2位が177Pで、どちらも前回の1、2位に取得ポイントで及ばない。ブームと言えるほどの盛り上がりを見せた作品は、オトコ編のマンガではなかったということなのか、前回の盛り上がりが異例過ぎたということなのか。多分、両方。
    • しかしその反動として、前回313Pで1位だった「進撃」が、今回たった55Pしか取れずに8位止まりというのは、あまりに唐突すぎる。今回のランキングを前回と比べて、「進撃、面白くなくなったんだ?」と勘違いする輩が出たとしたら、それは、「このマン」の功罪の罪の部分が分かりやすく出てしまったということじゃないのか。宝島社よ、そのあたりの認識をきちんと持っているか? 青田買いが過ぎると、こういった「持ち上げて、落とす」という、まるで使い捨て上等な芸能マスメディアのようなことになってしまう。
    • オンナ編2位の「昭和元禄落語心中」が、次回のランキングで同じような目に合わないようにしてもらいたい。